職業指導
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
職業指導(しょくぎょうしどう、英 vocational guidance)とは、職業に就こうとする個人に対して、職業選択や職業適性に関する支援をする活動の事である。
職業安定法(昭和22年法律第141号)の第4条第4項における定義によれば、『「職業指導」とは、職業に就こうとする者に対し、実習、講習、指示、助言、情報の提供その他の方法により、その者の能力に適合する職業の選択を容易にさせ、及びその職業に対する適応性を増大させるために行う指導をいう』とされている。日本では、一般的にこの定義が広く用いられている。なお、職業訓練は、一般的に特定の職業に対する実務的な訓練であり、職業指導とやや異なる概念である。
職業指導は、就職指導・進路指導と同義と考えられる事もある。一方、人間にとって職業が重要である事をふまえて、職業に就く事を志し、職業を見つけて、必要な訓練を経て、職業に適応していくという個人の一連の過程全体を支援する事が職業指導だと考えられる事もある。
日本における職業指導は、公共施設だと公共職業安定所などで行われている。又、教育施設(学校など)や児童福祉施設なども職業指導を行っている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- キャリアカウンセリングの歴史(日本)(心の相談室 Mental Laboratory)
- キャリアカウンセリングの歴史(米国)(心の相談室 Mental Laboratory)