職業革命家の党
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職業革命家の党(しょくぎょうかくめいかのとう)とは、レーニン主義の党組織論である。
メンシェビキは、ドイツ社会民主党を模範とし、「大衆に開かれた党」を主張した。
いっぽうで、レーニン率いるボリシェビキは、大衆に開かれた党は、官憲に開かれた党であるとして、職業革命家の党を主張した。
ドイツには、結社の自由や言論の自由があったのに対して、ロシアにはなかったためである。
現在の日本では、日本共産党が、支持者にほぼ無審査で入党を勧めている。新左翼党派が、拠点大学の学生運動のリーダーでさえ、簡単に入党させないのと対照的である。公安調査庁の調査対象団体とは言え、現在の日本権力が、日本共産党を大して脅威に感じていない証拠であろう。
帰国し、起訴されたよど号事件のグループのメンバー(日本共産主義者同盟赤軍派)は、裁判長から職業を問われ、職業革命家だと答えている。