肘折温泉
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肘折温泉(ひじおりおんせん)は、山形県最上郡大蔵村(旧国出羽国、明治以降は羽前国)にある温泉。近隣の黄金温泉などと併せて肘折温泉郷とも呼ばれる。
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[編集] アクセス
- 鉄道:山形新幹線・新庄駅よりバスで約60分。
- 道路:新庄市から国道47号、国道458号で約60分。
- 道路:山形自動車道・西川インターチェンジから、国道112号、国道458号(十部一峠)経由で、約150分 (注意:未舗装区間あり、冬季は閉鎖)。
[編集] 泉質
- ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
[編集] 温泉街
月山の麓、銅山川沿いに数多くの旅館が存在する。古くは湯治場であったことから、自炊部を持つ旅館が多い。木造建築の古い旅館や住宅が多く、鄙びた湯治場の雰囲気を形成している。
朝5時から、湯治客向けの朝市が行われている。
共同浴場は3軒存在する。それ以外にも日帰り入浴施設が存在する。
[編集] 歴史
開湯は大同2年である。豊後国出身の源翁がこの地を訪れた際、老僧より肘を折った際に治療した温泉を教えられた、という開湯伝説が残る。温泉名もこれに由来して肘折温泉となった。
斎藤茂吉も訪れたことがある。
平成元年10月16日、環境庁告示第48号により、肘折温泉郷として黄金温泉、石抱温泉とともに国民保養温泉地に指定。