臨海学校
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臨海学校(りんかいがっこう)とは、小学校高学年の夏ごろなどに行われる学校行事の一種である。夏の季語。
2泊3日程度の日程で、海水浴や、海の仕事の体験などをするため、学年全体で海に出かける行事。短い期間ではあるが、子供たちが集団生活から何かを学び取ることができれば、という意図もあるようである。同様な行事に林間学校、修学旅行などがある。
1925年(大正14年)7月に日本で初めての臨海学校が成城中学校(現成城中・高等学校)により神奈川県逗子市初声村に開設された。
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[編集] 定番の行事
[編集] 公式
[編集] 非公式
- 肝試し
- 夕方、宿舎の近くの林道や公園などで行われることが多い。先生がおばけに扮してコースの途中に潜んでいることがある。
- 枕投げ
- 消灯時間の前(および後)に、興奮して眠れない男子を中心に行われる「伝統行事」。相手に向かってひたすら枕を投げる遊び。たいていの場合、ルールはきわめていい加減であり、試合(?)開始後しばらくすると事実上ルールが無くなってしまう。これに異を唱える人たちが合理的なルールを提案し、それは一度は軌道に乗って大いに盛り上がるのだが、次第にあまりに一方的な決まりに白けはじめる人が現れ、そのまま自然と終了してしまう、という場合が多いようである。
- 寝ている人にいたずら
- 主に、枕投げに飽きた男子たちが行う「伝統行事」。早く寝てしまった人の指を鼻の穴に入れてみたり、股間に触れさせてみたり、寝顔を撮影したり、無理やり起こしてみたりするなどのいたずらをする。
- もうひとつの肝試し
- 消灯時間を過ぎてから、一部の人たちが集まって行われることがある。この場合の恐怖の対象はおばけではなく先生である。たとえば、夜遅く先生の部屋の前を通過できるか否かで度胸比べをする、など。