自主憲法論
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自主憲法論(じしゅけんぽうろん)とは、日本国憲法を無効もしくは、成立過程において著しい不備があったために、日本独自の手によって新しく憲法論議を深め、新憲法を制定(憲法改正)しようとする考え方。
復古的改憲論と同様のものと理解される場合があるが、必ずしもそうではない。自主憲法論とは改正後の内容については中立的なものであり、自由民主党などの党是にもなっている。今日においては百地章(日本大学教授)や西修(駒澤大学教授)などによって主張されている。
憲法改正限界説に立ち、自主憲法論を避けると八月革命説を用いなくてはならなくなるとも言われる。