自己中心
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自己中心(じこちゅうしん)とは、
- 自分自身を物事の中心と定義し、世の中の全てを解釈する事。またはそのような考えを元に他人の事を考慮しない行動をする者の事。
- 1の発展で、利己的な意味で他人を思いやらない行動をする者の事。最近では「自分勝手」「傍若無人」という語より、よく使われている。
- 幼児期の心理特性。自分を基準にして、世界を解釈する。自分を客観視する事や、自分とは異なる価値観がある事を理解するのは、困難である。
周囲の人間を無視あるいは軽視するなど、いわゆる「我侭(わがまま)」などの意味で使う場合は、1および2をひっくるめた意味で使用する。一般的に「自己中(ジコチュー)」と略され、流行語ではカタカナ表記される。
- 例
- 自分が歩くと、月が後ろからついて来る。
- なぜ自分だけが特別ではないのか。
- 俺がこれほど欲しいのだから、あいつが欲しくないわけがない。
- 私は偉いんだから、皆が言う事を聞くのは当然。
要するに「自分を中心に世界が回っている」といった考え方の事である。これは3のように、幼少期の人間には普通に見られる特性である。こういった幼児的心理特性は社会的成熟と共に解消していくのが普通だが、成人してもこのような特性の傾向を残す者は心理的な成長が見られない精神年齢の低い者と見なされるばかりか、社会性が欠如した者として扱われ、1および2の意味での自己中心として、周囲から非難される。このような自己中心の性質を特に指す場合は、「自己中心的」と言う。