藤田修平
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藤田 修平(ふじた しゅうへい)は、宇部商業・福岡大学・彦島精練のピッチャー(左投左打)。
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[編集] 人物
宇部商業時代第80回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場。小さい体ながら、左腕から繰り出されるリズムのよいピッチングと大きく曲がるカーブを武器にした2年生エースだった。なお、この第80回夏の甲子園は松坂大輔らが活躍した大会として有名だが、藤田は2年生だったため、松坂世代(1980年生まれ)ではない。
[編集] 延長15回サヨナラボーク
1998年8月16日の第80回全国高等学校野球選手権大会2回戦の豊田大谷-宇部商で、藤田投手が延長15回裏無死満塁からの4球目を投げる前の事だった。その時、藤田は上本達之捕手(現・西武ライオンズ)の2回出されたサインの為に、無意識に投球動作を止めてしまった。球審はその瞬間を見逃さずにボーク判定を下し三塁走者が生還、豊田大谷がサヨナラ勝ちとなった。高校野球全国大会でサヨナラボークは史上唯一。スコアは3-2。この日、藤田の投球数は210球だった。 [1]