蘇昱彰
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蘇昱彰((そいくしょう)、Su Yu Zhang)は中国武術家
漫画『拳児』(小学館出版)の台湾編登場の「蘇崑崙」のモデルになった人物で、現在台湾の国宝級武術家
1940年6月24日、台湾台南県東山郷で誕生。
7歳より張徳奎から秘門螳螂拳を学び、その後台湾で開催された第1回全国散打試合に優勝したのを皮切りに数々の散打試合に出場し、その全てに入賞し、閃電手の外号で呼ばれるようになる。
さらに台北に出てからは、李崑山や衛笑堂等の螳螂拳各派の名師について学び、二十歳を過ぎる頃までには、螳螂拳の第一人者として知られるようになる。
後に、神槍と呼ばれた李書文の関門弟子である劉雲樵に拝師(正式な弟子になること)、八極拳、劈掛掌、六合螳螂拳、八卦掌を学び、その真髄の全てを体得する。
1976年には、ベネズエラの華僑より要請を受けて移住し、リベルタドル市内で中医医院と武館(道場)を開設。
後に八極螳螂拳を創始して、ニューヨークへ移住し八極螳螂武藝總舘を開設する。
現在は八極螳螂武藝總舘館長として世界各地の分館へ指導に赴いている。
正式な拝師弟子は世界各国(米国、南米、スペイン、オランダ、台湾、日本等)におり、八極螳螂武藝總舘日本分舘の分舘長の野田久貴もその一人。