角田晃一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
角田 晃一(つのだ こういち、1970年11月18日 - )は日本中央競馬会(JRA)所属の騎手である。鳥取県西伯郡名和町(現在の大山町)出身。デビュー以来、栗東の渡辺栄厩舎所属であったが、2004年2月29日、渡辺の調教師定年に伴いフリーになる。
[編集] 来歴
1989年にデビュー。同期には田中勝春、佐藤哲三らがいる。初騎乗は1989年3月4日、阪神競馬第1競走サラ4歳未勝利(ダート1800m)のミツワシンゲキで、9頭立ての2番人気で3着だった。初勝利は同年3月18日、阪神競馬第8競走サラ5歳上400万下(ダート1800m)で、7番人気のヤマニントリガーに騎乗してのものであった(通算14回目の騎乗)。この年43勝を挙げ、同年のJRA賞で最多勝利新人騎手として表彰された。
2001年は、ジャングルポケットで東京優駿を制覇。また、2002年から2003年にかけてヒシミラクルでGI競走を3勝するなど、重賞勝利32勝のうち実に10勝をGI競走であげていることから、大舞台に強い騎手と言われている。また、敗れはしたものの、シスタートウショウに騎乗した優駿牝馬(オークス)では、出遅れにも臆することなく後方で折り合いに専念し、最後は勝ったイソノルーブルが止まって見える程の豪脚でハナ差の2着に食い込み、当時3年目とは思えない勝負度胸の座った騎乗法だと話題になった。
現在は以前ほど勝ち鞍は多くないが、2005年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズでフサイチパンドラを3着に持ってくるなど大レースでの勝負強さは相変わらずである。