許されざる者 (1960年)
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『許されざる者』(The Unforgiven)は、1960年のアメリカ映画。
アラン・ルメイの原作をジョン・ヒューストンが監督し1959年に製作、1960年に公開した。
目次 |
[編集] スタッフ
- 製作:ジェームズ・ヒル、ハロルド・ヘクト、バート・ランカスター
- 監督:ジョン・ヒューストン
- 脚本:アラン・ルメイ、ジョン・マドウ
- 編集:ラッセル・ロイド
- 音楽:ディミトリ・ティオムキン
[編集] キャスト
- バート・ランカスター
- オードリー・ヘプバーン
- オーディ・マーフィ
- リリアン・ギッシュ
- ジョン・サクソン
- チャールズ・ビックフォード
[編集] 吹き替え
- バート・ランカスター:久松保夫
- オードリー・ヘプバーン:池田昌子
- オーディ・マーフィ:愛川欽也
- ジョン・サクソン:野田圭一
[編集] ストーリー
テキサスの一角で牧場を営むザカリー一家。長男(バート・ランカスター)の元、牧場経営は順調に進んでいた。しかし、ある日妹(オードリー・ヘプバーン)の出生に関して、ある噂が立ち始めて…。
[編集] 作品に関して
特にネイティヴ・アメリカン(いわゆるインディアン)の描写に関して、極めて差別的であるとしばしば指摘される。
アメリカのプリミティヴ芸術を熱愛していた監督のジョン・ヒューストンによると、製作意図が製作側と監督側とで食い違う結果、監督側が渋々折れた恰好で撮影を始めたらしい。また、オードリー・ヘプバーンが撮影中落馬して脊椎を骨折して3週間撮影が中断されるなど、撮影時も深刻な事故が相次いだ。ヒューストンによれば、全体の調子があまりにも大仰で芝居がかっており、登場人物がどれもこれも現実離れしている等、自身の映画歴の中でも最悪の一本であると自伝の中で述懐している。
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