警察署長 (漫画)
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『警察署長』(けいさつしょちょう)は、たかもちげん・やぶうちゆうきによる漫画。ドラマ『こちら本池上署』の原作。
[編集] 概要
「週刊モーニング」(講談社)にて1999年10月28日号から連載されていた。たかもちげんが病気療養のため連載は一旦中断、その後2000年7月5日のたかもちげん死去に伴い、しばらく間を置いて連載はやぶうちゆうきに引き継がれた。やぶうち版の初期は「脚本:高原泉、作画:やぶうちゆうき」のダブルネームで掲載され、「原案:たかもちげん」となっていた。
『こちら本池上署』というタイトルでTVドラマ化されている。
その後、掲載誌をイブニングに移し連載終了。現在は同誌で続編である『警視正 椎名啓介』が連載中。掲載前期ではオレオレ詐欺をストーリーに盛り込むなど(2000年、3巻収録)犯罪に対して先見の明があったと言われる。連載の後期、そして警視正~からは地域と自治体の犯罪抑止に関してのストーリーが中心となっている。単行本は15巻で完結し、特別編として「警察学校物語」という漫画も発売されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
- 椎名啓介(しいな けいすけ)
- 主人公、東京大学法学部卒、国家公務員試験I種をトップで合格、警視庁へ。出世街道を突き進むが「ある事件」をきっかけに出身地を管轄に持つ本池上署長に。警察では異例とされる出身地の所轄で、しかも11年にも渉る長期勤務。『警察署長』の最終回で警視庁第一方面本部長への異勤が内定。『警視正 椎名啓介』からは同職として勤めている。異動後も署長官舎から近くのマンションへ引越し本池上在住を継続。昼行灯と呼ばれるが、頭脳は明晰である。就任当初から射撃訓練を奨励している。既婚者で1児の父。柔道六段。
- 青柳十三(あおやぎ じゅうぞう)
- 本池上署の副署長。警視。柔道五段。趣味は陶芸鑑賞。
- 堀内純子(ほりうち じゅんこ)
- 本池上署の生活安全課家事相談係主任。巡査部長。署員からは、「家事さん」と呼ばれている。警察学校卒業後初任地の本池上署に配属され、35年。
- 細谷直樹(ほそや なおき)
- 本池上署の刑事課鑑識係所属の巡査部長。第10巻から登場。同署の鑑識は細谷一人のため、状況によっては轢き逃げ等への交通鑑識も行なう。
- 篠田三郎(しのだ さぶろう)
- 本池上署の刑事課主任。巡査部長。いわゆる叩き上げの刑事。前田吾郎の教育係である。
- 前田吾郎(まえだ ごろう)
- 本池上署の刑事課所属の巡査。水木の後任。第4巻から登場。
- 中村あずさ(なかむら あずさ)
- 佐賀県出身。駐在所で働く父の姿を見て警察官を志す。本池上署の地域課所属の巡査。初配属先が本池上署で、通常女性警察官は交通課に配属されるものの、椎名署長の一任で地域課に配属される。
- 水木健司(みずき けんじ)
- 本池上署刑事課所属の巡査。たかもち版に登場していたが前田と入れ替わりに警視庁捜査一課へ異動。
- 相馬俊彦(そうま としひこ)
- 国家公務員試験I種を合格、警視庁へ。本池上署では、刑事課長代理の警部である。
- 堂上洸一(どうがみ こういち)
- 警視庁第一方面本部長。椎名署長とは同期の間柄で親友でもある。
- 江口加奈子(えぐち かなこ)
- 大阪府出身。現在、警視庁麻布署交通課巡査。
- 竹下雪乃(たけした ゆきの)
- 福島県出身。現在、警視庁元富士署生活安全課巡査。
- 清水友恵(しみず ともえ)
- 埼玉県出身。現在、警視庁上東署交通課巡査。
- 椎名英子(しいな えいこ)
- 椎名啓介の妻。旧姓、犬飼。東京大学卒。絵本作家。椎名とは大学時代に知り合う。子供が一人いる。
- 椎名由美(しいな ゆみ)
- 啓介と英子の子供。幼稚園児。
- 宮本憲一(みやもと けんいち)
- 毎朝新聞の記者で、入社一年目。本池上署がある、城南地区の担当。
[編集] 『警察学校物語』
警察署長の特別編として、発行された。短大生が女子警察官になるまでの様子を描いている。警察学校の授業風景や寮生活などが分かるようになっている。監修は元警察官の飯塚訓。
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