豪栄道豪太郎
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豪栄道 豪太郎(ごうえいどう ごうたろう、1986年4月6日 - )は、大阪府寝屋川市出身で境川部屋所属の現役大相撲力士。本名は澤井豪太郎(さわい ごうたろう)。身長182cm、体重134kg。得意技は右四つ、寄り。 最高位は西十両9枚目(2007年3月場所)。
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[編集] 来歴
明和小学校1年生の時に市の大会に出場し優勝したことがきっかけで相撲を始め、小学校3年生からアマチュア相撲では高名な古市道場(元十両・古市の実家)に通った。5年生の時にはわんぱく横綱に輝き、寝屋川四中を経て名門埼玉栄高相撲部に進んだ。高校では高校横綱、世界ジュニア相撲選手権大会無差別級優勝など11個の個人タイトルを獲得し、全日本相撲選手権大会でも高校生として史上4人目の3位入賞し将来を有望視された。
相撲部の山田監督の後輩である元小結・両国の境川部屋に入門し、高校卒業を待たずに2005年1月場所に初土俵を踏んだ。同期で春日野部屋の栃煌山は自他共に認めるライバルである。序ノ口から三段目までをそれぞれ1場所で通過し、幕下も2場所目で優勝して2006年1月場所では早くも幕下2枚目に昇進し、10代での十両昇進を期待されたが、そこで初めて負け越した。以降幕下上位で足踏みが続き、十両昇進では栃煌山に先んじられた。しかし、課題とされた立ち合いを強化し、2006年9月場所では西幕下6枚目で2度目の幕下優勝を果たし、栃煌山に遅れることわずか1場所での十両昇進を決めた。
2007年3月場所終了現在、十両で3場所連続の勝ち越しを決めている。多彩な技を誇り相手を翻弄している。基本は右四つからの寄りだが、投げや掛けも大きな武器。翌3月場所ではライバル栃煌山が新入幕を果たした。それに奮起したのか、地元の声援のせいか、その場所では初日から7連勝し、里山と優勝争いを演じた。しかし終盤にやや崩れ、千秋楽には里山に敗れて十両優勝はならなかった。関取最年長・皇司とならんで優勝次点。
2006年11月場所より、四股名を本名から豪栄道豪太郎に改名。"豪"の字は本名の豪太郎と師匠の境川豪章から、"栄"は埼玉栄高から、"道"は相撲道と埼玉栄高相撲部監督の山田道紀から採り、力強く栄え相撲道に精進する意を込めた。祖母からは澤井の名を使って欲しいと初土俵時に要望があった。
ちなみに四股名改名のとき最終候補まで残ったのは「豪栄道」と「富士の山」だった。
[編集] こぼれ話
[編集] 略歴
- 2005年1月場所 - 初土俵
- 2005年3月場所 - 序ノ口優勝
- 2005年7月場所 - 三段目優勝
- 2005年11月場所 - 幕下優勝
- 2006年9月場所 - 2度目の幕下優勝
- 2006年11月場所 - 新十両、四股名を豪栄道と改名
[編集] 主な成績
2007年3月場所終了現在
- 通算成績:79勝36敗(14場所)
- 十両成績:27勝18敗(3場所)
[編集] 各段優勝
- 幕下優勝:2回(2005年11月場所、2006年9月場所)
- 三段目優勝:1回(2005年7月場所)
- 序ノ口優勝:1回(2005年3月場所)
[編集] 改名歴
- 澤井 豪太郎(さわい ごうたろう)2005年1月場所-2006年9月場所
- 豪栄道 豪太郎(ごうえいどう-)2006年11月場所-