資産
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資産(しさん)とは、一般的にはある経済主体(家計、企業、政府)に属する金銭のほか金銭的価値のある土地・建物などの財貨や水利権や商標などの権利の総称であるが、企業会計上の資産については、さらに広い意味をもつ。
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[編集] 企業会計における資産
現代の企業会計は、合理的な期間損益計算の観点から構成されていることから、貸借対照表に資産として示される項目(資産勘定)やその金額も、もっぱら期間損益計算の観点から決定されている。したがって、新株発行費や社債発行費に代表される繰延資産のように、金銭的価値をもたない項目(資産勘定科目)が将来の費用として繰延べられ、資産の部に含まれている。
[編集] 会計における資産の種類
貸借対照表の左側(借方)に計上され次の3種類に分類される。
- 流動資産 通常1年以内に現金化、費用化ができる資産のこと。
- 固定資産 1年以上継続的に営業のように供することを目的とする財産のこと。
- 繰延資産 ある営業年度の特定の支出をその年度だけの費用としないで、貸借対照表上の資産の部に計上してその後数年度にわたって分割して償却することが認められている資産のこと。
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