赤ど漬
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赤ど漬(あかどづけ)とは熊本県の内、阿蘇市などの阿蘇地域、特に旧一の宮町で作られる漬物の一つである。
[編集] 概要
- 阿蘇で有名な高菜漬と共に、当該地域では食生活に欠かせない漬物である。また、阿蘇に秋の訪れを感じさせる風物詩ともなっている。
[編集] 作り方
- 赤ど芋の茎をよく洗い、一晩水に漬けた後、塩で揉んで3~4時間おく。しんなりとしたら樽に漬け落し蓋をし、芋の茎と同量程度の重しをする。
- 2~3日して水が上がってきたら重しを半分にする。漬けていく内に、綺麗な赤色に変わる。
- 芋の茎より黒い漬け汁が上がってきたら7~10日ほど漬け込みながら、漬け汁を捨てる。
- 2~3日後に、あげて皮を剥いて適当な長さに切り揃えて出来上がり。
- 独特の酸味があり、気になるときは醤油を掛けて食べる。
- 青唐辛子(この地域では「青こしょう」と呼ばれる)を漬け込んだ醤油を掛けると、更に美味と言われている。
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