距星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
距星 (きょせい)とは、十二宮や二十八宿、二十七宿などの天球上の座標の目印となる恒星や星座などの天体のこと。
例えば、おひつじ座は白羊宮の距星であり、プレアデス星団は昴宿の距星である。
二十八宿において距星は各宿の西端に置かれた。
なお、十二宮などは、あくまでも天球上の一定のエリアを人工的に等間隔に区切った座標である。 しかし、実際の星座の大きさや恒星の位置などはまちまちであり、距星とこれらの座標の位置とは、厳密には一致しない。 特にトロピカル方式の場合は、歳差により1年に50秒程度のずれが生じていく。
あくまでも目安と理解されたい。