迷宮組曲
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ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ[FC] ゲームボーイアドバンス[GBA] |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
人数 | 1人 |
メディア | FC:512kbitロムカセット GBA:ロムカセット |
発売日 | FC:1986年11月13日 GBA:2005年12月22日 |
価格 | FC:4,900円(税抜) GBA:2,800円(税抜) |
『迷宮組曲』(めいきゅうくみきょく)は、ハドソンから発売されたゲームソフト。1986年11月13日にファミリーコンピュータ用のアクションゲームとして発売された。
目次 |
[編集] 作品解説
音楽あふれる平和な星・エプシロン星に、ある日魔物マハリトが現れ、街中の楽器を奪い尽くし、王女エルシラをガーランド城に閉じ込めてしまった。果たして主人公ミロンはガーランド城を攻略し、魔物マハリトを退治し、王女エルシラを救うことが出来るだろうか!というストーリーである。
『音楽』がテーマになっている作品で、通常ステージのBGMのワルツを基調にしたサウンドや、ボーナスステージのBGMが回数を重ねるごとに充実して行き、最終的には7楽器によるアンサンブルへと発展していく演出は多くのプレイヤーを魅了した。"楽器箱"を入手することがこのボーナスステージへ移行することの条件となっており、これはゲームのクリア条件にはなっていないにもかかわらず、7つとも集めないと主旋律のバイオリンによって完成された楽曲を聴くことが出来ないため、コンプリートすることがある種の「攻略美」とされていた。
高橋名人の16連射が話題となった時期であったこともあって、タイトル画面に連射速度測定機能がついている。
余談であるが、このゲームのプログラムは一人のプログラマーが一人で完成させたもので、「辛くなかったですか?」のインタビューの問い掛けに「辛かったが、子供たちの笑顔を思い浮べると乗り越えられた」と答えている。
[編集] アイテム解説
- 薬 - 緑色の移動しない敵「ボグ」に当たると背丈が半分になり、移動が楽になる。この薬を持っていない状態でボグに触れると、ダメージを受ける。2階に行くためには必要なアイテムの1つ。
- シューズ - ジャンプ台が使用出来るようになる。薬同様2階に行くためには必要なアイテムの1つ。1回の左右の部屋で売っているが、右の部屋にある店の方が安い。
- ランプ - 井戸の中を明るくする。特定の敵が見える
- チョッキ - 炎の部屋での炎ダメージを軽減する
- ハンマー - 城の外壁(特定部分)を壊し、中に入ることが出来る
- ノコギリ - 鉄格子のはまっている部屋に入ることが出来る
- ホバリング - ジャンプ後、ボタンを押しっぱなしで降下速度がゆっくりになる
- エクスカリバー - シャボンが虹状に色が付き、攻撃力が2倍になる
- スーパーシューズ - ジャンプ力上昇
- 絵の具 - 特定の部屋にある見えない床・ブロックを見えるようにすることが出来る
- 羽根 - ねじりん棒の部屋にあるエレベーターに乗ることが出来る
- 水筒 - クロウ、炎の敵を倒せるようになる
- 冠 - クロウを倒すと出現。4階に行くためには必要なアイテム。
- 杖 - 冠同様、クロウを倒すと出現。4階に行くためには必要なアイテム。
※尚、この冠・杖が無いと、6つのクリスタルを手に入れていても「カーマ」のいる部屋に入れない。 また、このカーマを倒さないと、4階に行くためのドアが開かない。
[編集] 移植
『ミロンの迷宮組曲』のタイトルで、ゲームボーイにも移植されている。(1993年3月26日発売)
2005年12月22日発売のゲームボーイアドバンス用ソフト『ハドソンベストコレクション VOL.3 アクションコレクション』に収録された。
[編集] 関連項目
- ドレミファンタジー ~ミロンのドキドキ大冒険~
- ミロンのほしぞらしゃぼん パズル組曲
- 笹川敏幸(原作・製作総指揮)
- 国本剛章(作曲)