連合国暫定当局
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連合国暫定当局(れんごうこくざんていとうきょく、Coalition Provisional Authority)とは、アメリカ軍を中心としてイラクの政府体制を再建しようとする連合暫定施政当局をいう。 略称「CPA」。 旧称、ORHA(US Office of Reconstruction and Humanitarian Assistance)―復興人道支援室。
本部はバグダッド市内、サッダーム・フセイン大統領時代の大統領宮殿を使用し、本部を中心とした周囲を米軍の管理下に置いていた(通称グリーンゾーン。主権委譲後は国連多国籍軍管理のインターナショナル・ゾーン)。CPA解散後、宮殿はアメリカ大使館となった。
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[編集] 主要人物
[編集] 歴史
詳細な歴史はイラク戦争の年表を参照
- 3月19日 イラク戦争始まる。
- 4月9日 フセイン政権崩壊、以降の統治を米国防総省復興人道支援室で行なう。
- 5月1日 ブッシュ米大統領の戦闘終結宣言
- 5月 連合国暫定当局発足
- 7月13日 イラク統治評議会の最初の会合。旧フセイン政権が崩壊した4月9日を国民の休日と決定。
- 4月 イラク保健省へ行政権限をはじめて移譲(以後、各省庁へ権限移譲を行なう)。
- 5月28日 統治評議会が暫定政権を選出。
- 6月2日 暫定政権が発足して統治評議会が解散。
- 6月24日 イラク各省庁への行政権限委譲を完了。
- 6月28日 連合国暫定当局解散、暫定政権へ主権移譲。※
※予定では6月30日に予定されていた暫定政権への主権移譲であったが、その妨害をたくらむ武装勢力のテロを恐れ、急遽2日繰り上げての移譲となった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 「Coalition Provisional Authority」(公式サイト)
- 外務省「イラク再建に向けた動き」