道徳教育
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道徳教育(どうとくきょういく)とは、自然なこころある行動をうながす教育のことである。道徳学習(どうとくがくしゅう)ともいう。
現在は、学校で行われる道徳教育については、学習指導要領に規定されており、「道徳教育は、学校の教育活動全体を通じて行うもの」であるとしている。
さらに、小学校、中学校、中等教育学校の前期課程には、道徳の時間が年間あたり35単位時間(1単位時間は、小学校45分、中学校50分)設けられ、各学校によって異なるがだいたい1週間あたり1校時割り当てられるようになっている。ミッション系の私立学校では道徳の時間は設定されておらず、代わりに宗教の時間が設けられていることが多い。欧米にはこういう時間がなく、宗教教育などで代替されている。イギリスでは宗教の時間と共に、PSHEの時間が道徳教育と広義の社会的スキルの学習を担当している。