野依新池
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[編集] 位置
大分県中津市の北東部に位置し、池の500m北を国道10号(中津バイパス)が走る。周辺は中津市郊外の田園地帯であり、住宅地は少ない。
[編集] 概要
野依新池は、中津市東部や隣接する宇佐市の農業用水を溜める貯水池として造られた。野依新池の周囲は500m程であり、その周辺には農業用水を溜める貯水池が点在する。
[編集] ベッコウトンボの生息地
野依新池は絶滅の危機にあるベッコウトンボが例外的に個体群が生息している数少ない池沼である。1990年代から生息が確認され始め、2000年の調査では1500匹のベッコウトンボが確認されている。そのための自然保護が成されており、中津市や環境保護団体によって定期的に環境保護が行われている。外来生物であるブラックバス、アメリカザリガニ等の放流は環境保護の観点から禁止されている。
なお、ベッコウトンボは環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧I種に指定されており、捕獲することは種の保存法により禁止されており、違反した場合は1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる。