長寿寺 (湖南市)
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長寿寺 | |
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本堂(国宝) |
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所在地 | 滋賀県湖南市東寺5-1-11 |
位置 | 北緯34度59分7.17秒 東経136度3分35.62秒 |
山号 | 阿星山(あぼしさん) |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 地蔵菩薩(秘仏) |
創建年 | 伝・奈良時代後期 |
開基 | 伝・良弁、聖武天皇(勅願) |
正式名 | |
別称 | 東寺(ひがしでら) |
札所等 | 湖南三山 |
文化財 | 本堂(国宝) 弁天堂、木造阿弥陀如来坐像他4件(重要文化財) |
長寿寺(ちょうじゅじ)は、滋賀県湖南市石部地区にある天台宗の寺院。山号は阿星山(あぼしさん)、本尊は木造地蔵菩薩(秘仏)。鎮守社は白山神社で本堂の東に隣接する。
同じ地区内にある常楽寺の「西寺(にしでら)」に対して、「東寺(ひがしでら)」と呼ばれている。常楽寺、善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。1月中旬には祭事の鬼ばしりが行われる。
目次 |
[編集] 歴史
創建の事情および時期については、史料が乏しく定かでない。寺伝では、奈良時代に聖武天皇の勅願により、良弁が紫香楽宮の鬼門を封じるために創建し、聖武天皇の皇女誕生に七堂伽藍を建立し長寿寺と名づけたという。平安時代には、阿星山五千坊と呼ばれるほどの天台仏教園を形成した。鎌倉時代には源頼朝が、室町時代には足利将軍家が祈願所として諸堂を造改修したと云われる。常楽寺同様三重塔があったが、織田信長によって安土城山中の摠見寺に移築される。
[編集] 文化財
- 国宝
- 本堂 - 平安時代末期~鎌倉時代。寄棟造桧皮葺、桁行五間、梁間五間。
- 重要文化財
- 弁天堂 - 室町時代建造。入母屋造、桁行一間、梁間一間。
- 絹本著色十六羅漢像 16幀(とう)
- 木造阿弥陀如来坐像
- 木造阿弥陀如来坐像
- 木造釈迦如来坐像
[編集] 所在地・アクセス
〒520-3111 滋賀県湖南市東寺619
- 駐車場
普通車10台、大型車7台
- 開門時間 - 9時 - 16時
- 拝観料 - 境内参拝自由、寺宝拝観500円(要予約)
[編集] 周辺情報
- 臥龍の森 - 森林浴の森100選
- 石部宿場の里
- 東海道石部宿歴史民俗資料館
- 吉御子神社