長田野工業団地
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長田野工業団地(おさだのこうぎょうだんち)は、京都府福知山市の長田野町に所在する工業団地である。
[編集] 概要
工業団地は標高70mの長田野台地に位置し、かつては陸軍の演習場となり、その後は一部開拓地となったが、ほとんど手付かずの広大な原野であった。
京都府は1974年(昭和49年)、府北部の産業振興のため工業団地造成を行ない、福知山市をよりさらに商工業の町へと繁栄させるために、さまざまな企業を誘致した。総面積は約400haにも広がり、現在関西電力、日立マクセル、日本赤十字社、エスペックなどをはじめ、東証一部上場をはたしている企業など41社が立地する。
計画当時は公害が大きな社会問題となっており、公害を出さないクリーンな工業団地を特徴とするよう目指した。排水や排煙に関するより厳しい基準のほか、建ぺい率50%以下、工場内外に公園・緑地を確保すること等、市と誘致企業で公害防止協定を結び、各社間で環境保全協定を結んでいる。