陸半球
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陸半球(りくはんきゅう、独Landhemisphäre)とは、地球上(球体)の陸地の含まれる割合が、もっとも高くなる大円で区切られた地球の半球。対して反対側の半球を水半球という。ドイツの地理学者アルブレヒト・ペンク (Albrecht Penck) が「陸半球」、「水半球」という名称を考案した。
現在はフランス・ナント附近(北緯47度13分、西経1度32分)がその中心にあたる。
陸半球には地球上の全陸地の84%が含まれ、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸の全体、アジア大陸の大部分、そして南アメリカ大陸の一部が含まれている。また海洋部の大部分は大西洋となる。 陸半球はその響きから海より陸のほうが多い半球であるとしばしば誤解されるが、陸半球における陸地と海の比率は49対51と海の方が多くなっている。各大陸はプレートテクトニクスにより年間数cmという速度で移動しているため、陸半球の中心点は地質学的時間から見ると移動すると言える。
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