須田剛一
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須田 剛一(すだ ごういち、1968年 - )株式会社グラスホッパー・マニファクチュア代表取締役。ゲームデザイナー、ゲームディレクター、シナリオライター。SUDA51という名前もたびたび使う。
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[編集] 経歴
- 1993年 ヒューマン(ゲーム会社)にプランナーとして入社。
- 1994年 『スーパーファイヤープロレスリングⅢ FINALBOUT』(SFC)でディレクターデビュー。続く1995年の『スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL』(SFC)ではシナリオも手がける。プロレスゲームにシナリオモードを加えたことや、その型破りなストーリーで物議を呼ぶ。
- 1996年 『トワイライトシンドローム~探索編~』(PS)、1997年『トワイライトシンドローム~究明編~』(PS)のディレクターを経て、1997年『ムーンライトシンドローム』で再びディレクション及びシナリオ執筆を担当。テキストアドベンチャーにサイコホラー/サスペンス/現代風俗等の要素をたくみに織り込んだ作風を確立させていく。
- 1998年 株式会社グラスホッパー・マニファクチュア設立。
- 1999年 『シルバー事件』(PS)を発表。ディレクション、シナリオを手がける。フィルムウインドウと呼ばれる手法の開発によって実現した、テキストアドベンチャーでありながらもスタイリッシュな映像が注目を集める。
- 2001年 『花と太陽と雨と』(PS2)を発表。ディレクション、シナリオを手がける。表現手法はテキストアドベンチャーから3Dアドベンチャーへと移行するが、シナリオ面でのクセのある言葉遣いなどオリジナリティは一層増す。
- 2002年 『michigan』(PS2)を発表。初のプロデュースワークとゲームデザインを担当。全編にわたってTVカメラマンのファインダー越しの視点でプレイするというシステム自体が、報道倫理/道徳観といったシナリオのテーマや、物語の謎にかかわってくるという問題作。
- 2005年 『Killer 7』(GC/PS2)発表。ディレクション、シナリオを担当。物語性、映像表現、ゲーム性等すべての面で、他ゲーム、他ジャンルに比するものが見つからないほどの独自性で貫徹されている圧倒的作品。日本国内のみならず海外においても、そのオリジナリティは高い評価を得ている。
- 2006年 『サムライチャンプルー』(PS2)発表。ディレクション、シナリオを担当。原作のアニメ作品をチャンバラアクションゲーム化。
- 2006年 『BLOOD+ One Night Kiss』(PS2)発表。ディレクション、シナリオを担当。
- 2007年 『NO MORE HEROES』(Wii)発売予定。
- 『シルバー事件25区』がi-mode、Vodafone Live!向けに配信されていたが、ライセンス契約の打ち切りを受け2007年2月28日をもって配信が停止された。
[編集] ディレクション作品受賞歴
『killer7』
- スウェーデンのゲーム誌「RESET」>>「Besta manus 2006(ベストシナリオ2006)」を受賞
- イギリスのゲーム誌「EDGE」>>「THE EDGE AWARDS 2005」で「BEST VISUAL DESIGN」「BEST AUDIO DESIGN」を受賞
- アメリカのゲーム情報サイト「IGN.com」>>「THE BEST OF 2005」で「BEST ADVENTURE GAME」「BEST STORY」「BEST GAME NO ONE PLAYED」を受賞
- アメリカのゲーム情報サイト「GAME SPOT」>>「BEST OF 2005」で「Best New Character」「Most Innovative Game」を受賞
- 「週刊ファミ通」>>「2005 ゲーコロ的ベスト・オブ・イヤー」を受賞