飯山満
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飯山満(はさま)は千葉県船橋市の中央部に位置する地域の地名。現在では「飯山満町」という地名が存在する。同地域は高低差が激しく、低地には谷津田が営まれていたが、戦後の開発に伴い住宅が多く建てられ、かつての姿は想像できない。また、斜面林が多く残されており、住宅化が進んでいるこの地域では景観的に重要な役割を果たしている。
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[編集] 地名の由来
前の由来は江戸時代にあった上・下飯山満(かみ・しもはさま)から来ている。「飯山満」の語源は良く分かっていないが、「谷あいの場所:谷と谷のはざま(はさまれた場所)」という音を後に漢字にあてたのではないかと考えられている。
昔から飯山満は深田のため、子供たちに帽子が田んぼに落ちても絶対に取りに入ってはならぬと言われたほどの深田で、大人でも一度はまるとなかなか抜け出せなかったそうである。こんな山奥でもお米が取れる良い土地ということで、ご飯が山に満るということから地名の飯山満と由来しているという説がある。
[編集] 地域の文化財
[編集] 国登録
- 東葉高等学校正門(旧近藤家住宅長屋門)(登録有形文化財)(飯山満町)
[編集] 市指定
- 木造地蔵菩薩坐像(有彫)(飯山満町)
- 板碑 (康永4年2月在銘)(有考)(飯山満町)
- 八十八ヶ箇所札所大絵馬(有民)(飯山満町)
- 飯山満町大宮神社の神楽(無民)(飯山満町)
[編集] 教育施設
- 東葉高等学校
- 船橋市立飯山満中学校
- 船橋市立飯山満小学校
- 船橋市立飯山満南小学校
[編集] 病院
- 千葉病院