飯田加一
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飯田 加一(いいだ かいち、1949年10月9日 - )は、東京都武蔵野市出身の競艇選手。登録番号2679。身長166cm。血液型O型。36期。東京支部所属。
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[編集] 経歴・人物
- 競艇選手では異色の大卒(東海大学理学部物理学科卒業)の経歴で、当時としては大卒競艇選手の第1号であった。もともとは航空物理学を専攻し、日本航空・全日空のパイロット試験に身長が足りずに不合格となり、競艇界に進んだ変り種。現在は、競艇選手になるには4年制大卒だと年齢的にオーバーとなるので、今後4年制大卒で競艇選手になるには、飛び級で大学を卒業しないと不可能。
- 大学時代に物理学を専攻していた事もあり、モンキーターンと言うテクニックを初めて使った選手。このモンキーターンは競馬の騎乗スタイルからヒントを得たもので、今でこそ当たり前のテクニックになっているが、当時としては珍しいテクニックだった。
- 一時期、病気で戦列を離れていた。このとき、飯田は競艇誌のインタビューで「動物が大好きだから、ムツゴロウ王国で勤務させてもらおうと思っていた」と語っている。
- 芸術センスに長け、歌手としてインディーズレーベルでCDを多数出している他、作曲家として選手のイメージテーマを作曲したり、水墨画はプロ顔負けの腕前で水墨画の個展を開くほど。2007年2月5日、多摩川競艇場で飯田の息子と、支部の後輩の小林拓児の3人で「モンキーターン」という一日限定のバンドを組んでミニライブを行いオリジナル曲を披露した。
- 趣味の1つでけん玉をし初段の腕前もある。そのスタイルは競艇の時同様真剣な眼差しである。本人いわく、集中力を養うためはじめたそうだ。
[編集] 活躍
現在の競艇界でモンキーターンする選手が多数いることをみても、飯田加一の業績は大きいことはいうまでもない。しかしながら、飯田加一自身は長らくタイトル制覇は出来そうで出来ない選手であった。しかし1992年、ついに多摩川競艇場にて関東地区選手権を制したことによりタイトルホルダーの仲間入りを果たした。
- 関東地区選手権競走 (1992年:多摩川競艇場)
- 三国周年記念競走 (1992年:三国競艇場)