骨髄
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骨髄(こつずい、英語:bone marrow)は、骨の中に存在する柔組織である。
[編集] 造血器官として
骨髄は血液に富み、あらゆる血球系細胞(赤血球、白血球、リンパ球、血小板のもとになる巨核球など)に分化できる造血幹細胞が存在する。マウスにおいては一個の造血幹細胞を移植することによって、すべての造血系細胞を再構成させることができることが証明されており、ヒトにおいても骨髄移植は白血病など造血系の疾患の根治的治療として有効である場合がある。
[編集] 食品としての骨髄
ラーメン等では「ガラ」として良く煮込みスープのベースとする。moelleとしてフランス料理ではスープやソースに用いる他、大腿骨などを切りオーブンで焼いてプディングの様にすくって食べる。直接骨髄をすすって食べていたと思われ、そのためには長管骨の硬組織を破壊する必要があった。これが人間の進化と関係があったとする説がある(→ヒト#肉食化)鶏ガラスープなどは 何時間も煮込むとだしが出て非常に美味しいものである。 骨髄の味でもあるのだ。
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