高山文彦 (アニメ監督)
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高山 文彦(たかやま ふみひこ、1953年 - )は、日本のアニメ制作者。主にアニメ監督、脚本、演出を手がける。
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[編集] 概要
大阪大学出身。アニメ制作スタジオのトップクラフト、アートランドを経てフリー。1989年『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で監督デビュー。 謎が多い人物であり、顔写真はめったに出てこない。アニメに関わる年数は長いが参加した作品は少ない。しかし参加した作品の評価はきわめて高い。見る人の心に美しい余韻を残す作品を多く手がける。
[編集] 演出の特徴
カメラを登場人物だけではなく、その周辺の建物や看板、内装に向ける。 顔の表情をとめて(一部パーツを動かす場合もある。)セリフを述べない事により鑑賞者に役者の心理変化に注目させる。 実写を意識した演出。
[編集] 過去の作品に関する出来事
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で企画の段階ではクリスが死亡する予定だったが、変更した方がおもしろいという事で変更させた。
『WXIII 機動警察パトレイバー』では製作の遅れから監督から総監督に変更させられ、監督は遠藤卓司が後任。
出渕裕は高山を大変評価しており、自身が監督を務めた『ラーゼフォン』に脚本家として招いた。第19話では彼らしい仕事をしている。
[編集] 作品リスト
- ?年 監督『装甲巨神Zナイト 店頭プロモーションビデオ』
- 1982年 演出『超時空要塞マクロス』
- 1985年 演出『魔法のスターマジカルエミ』
- 1990年 演出『ふしぎの海のナディア』
- 1989年 監督『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』
- 1993年 監督、ストーリー原案『超時空世紀オーガス02』
- 2001年 総監督『WXIII 機動警察パトレイバー』
- 2002年 脚本『ラーゼフォン』
- 2003年 監修・シリーズ構成・脚本『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』
- 2004年 企画協力・脚本『光と水のダフネ』
- 2006年 シリーズ構成・脚本『よみがえる空 -RESCUE WINGS-』