高崎山
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高崎山(たかさきやま)は、大分県大分市西部の別府市との境界にある山。標高は628m。
由布岳、鶴見岳等が連なる火山群の南東端にあたり、別府湾にややせり出すように屹立する。山中に生息する野生のニホンザルを餌付けした高崎山自然動物園が有名である。また、瀬戸内海国立公園内に位置し、日本山岳会東九州支部が選定した大分百名山のひとつでもある。
四方を見渡せることから、古くは四極山(しはつやま)と呼ばれ、奈良時代には烽(とぶひ)が置かれた。山頂に築かれた高崎城は難攻不落として知られ、南北朝の戦乱や島津氏の豊後侵入に際して大友氏の拠城となった。高崎城は1593年の大友氏の廃絶により廃城となり、現在では遺構のみが残っている。