鵜飼信成
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鵜飼 信成(うかい のぶしげ、1906年3月9日 - 1987年5月10日)は、日本の法学博士、憲法学者、行政法学者。東京都出身、東京帝国大学法学部卒業。
旧日本メソヂスト教会銀座教会牧師であった鵜飼猛の子。在米の共産主義者「ジョー小出」として知られた鵜飼宣道は実兄、また日本基督教団銀座教会名誉牧師・東京神学大学元理事長の鵜飼勇は実弟である。
[編集] 略歴
- 1930(昭和5)年、東京帝国大学法学部卒業
- 1931(昭和6)年、京城帝国大学講師
- 1943(昭和18)年、京城帝国大学教授
- 1947(昭和22)年、東京帝国大学教授
- 1952(昭和27)年、東京大学社会科学研究所所長
- 1961(昭和36)年、国際基督教大学第二代学長
- 1967(昭和42)年、成蹊大学教授
- 1968(昭和43)年、東京都公安委員
- 1969(昭和44)年、日本公法学会理事長
- 1975(昭和50)年、専修大学教授
- 1976(昭和51)年、勲二等旭日重光賞受賞
- 1980(昭和55)年、学士院会員
- 1983(昭和58)年、国際基督教大学名誉教授
[編集] 著書
- 『社会行政法』(日本評論社、1938年)
- 『法律のはなし』(三省堂出版、1950年)
- 『行政法の歴史的展開』(有斐閣、1952年)
- 『憲法(法律学講座)』(弘文堂、1954年)
- 『現代アメリカ法学』(日本評論社、1954年)
- 『憲法[岩波全書]』(岩波書店、1956年)
- 『公務員法[法律学全集]』(有斐閣、1958年)
- 『憲法と裁判官[岩波新書]』(岩波書店、1960年)
- 『神と人との間』(弘文堂、1966年)
- 『法とは何か』(日本放送出版協会、1969年)
- 『憲法における象徴と代表』(岩波書店、1977年)
- 『法と裁判をささえる精神』(岩波書店、1983年)
- 『司法審査と人権の法理』(有斐閣、1984年)