CubeSat
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CubeSat(きゅーぶさっと)は大学の研究室などが製作する研究用の小型人工衛星である。大きさは1辺10cm、重さは最大1kgとなっており、またいくつかの衛星をまとめて打ち上げることでコストを抑えている。打ち上げには、主に、ロシアの大陸間弾道ミサイルを転用した、ドニエプルロケットが使われている。テレメトリーの解析ソフトが公開されており、衛星を追尾できるアンテナがあれば受信できる。
現在、世界中の多くの大学、会社、組織が、CubeSatを開発している。CubeSatは小型でまとめて打ち上げることが出来るので、CubeSat1個あたり、65,000から80,000米ドルくらい(2004年時点)の費用で打ち上げることができる。これは、一般の人工衛星の打ち上げ費用と比べると非常に安価であり、この打ち上げ費用の安さが、世界中の多くの大学やその他の教育機関などで、人工衛星の開発・打ち上げに参加することを可能にしている。CubeSatは通常、いくつかの科学機器を、主要なペイロードとして搭載している。そのうち、いくつかのCubeSatは、限定的な推進システムを持っている。たとえば、イリノイ大学のCubeSatプロジェクトでは、小型のイオン推進装置を使っている。
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[編集] 打ち上げ
[編集] 2003年
- AAU CubeSat : オールボー大学(デンマーク オールボー)
- CanX-1 : トロント大学
- CUTE-I : 東京工業大学
- DTUsat : デンマーク工科大学
- Quakesat : クウェークファインダー(カリフォルニアのパロアルトにある会社、磁気による地震予知を目指す)
- XI-IV : 東京大学
[編集] 2005年
[編集] 2006年
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- CubeSat Program official website
- 東大CubeSatプロジェクト
- さいめーるステーション →東大CubeSatが撮影した画像を無料でPCまたはメールに配信しているサービス。
- 東工大CubeSat CUTE-I
- 日本大学CubeSatProject
- QuakeFinder official website
- UWE-1 official website