Dana
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 開発元： | 有限会社リムアーツ |
|---|---|
| 最新版： | 1.14.06 / 2006年12月6日 |
| 対応OS： | Microsoft Windows |
| 種別： | テキストエディタ |
| ライセンス： | プロプライエタリ |
| 公式サイト： | DANA - The Advanced Text Processor for Windows |
Dana（デイナ）は、有限会社リムアーツの乗松知博が開発したMicrosoft Windows向けのテキストエディタである。
同作者がかつてリリースしていたMS-DOS用のテキストエディタ「Elis」の機能を継承しつつ、32ビットWindowsアプリケーションとして、全く新しいコンセプトのもとに開発された。（尚、「Elis」をリリースしていた頃の作者は「Carty」というハンドルを使用していたが同一人物である。）
作者は電子メールソフトとして広く使用されているBecky! Internet Mailも手がけており、現在ではそちらのバージョンアップがメインとなり、Danaのバージョン更新は比較的滞っている状態となっている。Becky! Internet MailにはDanaがサブセットとして組み込まれており、メール文章の編集に利用されている。
目次 |
[編集] 特徴
[編集] Dana Script
エディタマクロとして、Visual Basicライクなスクリプト言語「Dana Script」が実装されている。動作的には若干重い傾向があるものの、GUI系の命令が多いために、テキストエディタの付属マクロとしては比較的グラフィカルなスクリプトを作成することができる。
内部的には仮想スタックマシン用のコードを吐くコンパイラとなっており、ローカル変数や引き数は、全てスタック上に確保され。このため、再帰呼び出しなどのC言語的なアルゴリズムを応用することができる。
[編集] 色分け表示
拡張子によって判別したファイルの種類を元に、キーワードの色分け表示ができる。初期設定のキーワードは比較的豊富であり、特にユーザ定義しなくてもある程度使えるが、キーワードが増えるに従って登録メニュー表示が視覚的に解りづらくなる。
[編集] ユーザインターフェース
ユーザインターフェースとして、近年のWindowsエディタで主流のSDI(Single Document Interface)ではなく、MDI(Multiple Document Interface)を採用しているため、他のWindowsのテキストエディタから移行したユーザには慣れが必要。
[編集] キーバインド
Becky!へ組み込まれているDanaと基本は同じであるため、キーバインドが共通している（一部異なる）。このため、Becky!ユーザが単体でDanaを利用する場合にも慣れ易いという利点がある。
[編集] サポート
現在、Danaの動作に関するサポートは、有限会社リムアーツの運営する電子掲示板（DanaサポートBBS）で行われており、作者によるサポートを直接受けることができる。
