KT-1 (練習機)
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KT-1は、韓国で開発された初等練習機。初飛行は1991年。
[編集] 概要
韓国における航空産業自立の一環として開発された。設計は、韓国政府の防衛開発庁が行い、大宇工業(後にKAI)が製造を行った。開発時の呼称はKTX-1。
単発ターボプロップ機であり、機体の外形は練習機としては標準的なものである。主翼は低翼配置・直線翼であり、大型のキャノピーを装備している。プラット・アンド・ホイットニーカナダ社製のエンジンは950軸馬力と強力であり、射出座席やエアブレーキまで装備している。
1991年12月12日に初飛行を行い、1999年から量産が開始された。
韓国空軍に85機が配備されたほか、2001年にはインドネシア空軍に8機が輸出されている。
[編集] 要目
- 全長:10.26m
- 全幅:10.60m
- 全高:3.74m
- 自重:2.1t
- エンジン:プラット・アンド・ホイットニーカナダ PT6A ターボプロップエンジン 1基(推力:950軸馬力)
- 最大速度:481km/h
- 航続距離:1,668km
- 乗員:2名
[編集] 関連項目
- KAI T-50
- ピタラス PC-9 サイズ・エンジン出力が類似した練習機