練習機
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練習機(れんしゅうき)とは、主に軍用機 パイロットの育成を目的とした訓練用航空機のこと。
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[編集] 練習機の種類
空軍や海軍では、パイロット候補生のレベルに合わせ、段階を追った飛行訓練が出来るように、初等練習機・中等練習機・高等練習機といくつかの異なる練習機を用意することがある。
ジェット戦闘機パイロット養成などの場合には、初等練習機はプロペラ機であり、これで飛行の基礎を取得する。中等練習機において、ジェット機の特性に慣れ、高等練習機において、空戦訓練などを行う。なお、高等訓練では専用の練習機のほかに戦闘機の複座型を使うこともある。
例えば航空自衛隊の戦闘機パイロットの場合は、初等練習機にT-7、中等練習機にT-4を経て、高等訓練にF-15DJ・F-2Bを使用している。大型機パイロットではT-7からT-400へ移行し、大型機の副操縦士として経験をつむ。
[編集] 主な練習機
[編集] 第二次世界大戦終戦まで
- ステアマン PT-13 ケイデット
- ノースアメリカン AT-6テキサン
- カーチスAT-9 ジープ
- ヴァルティー BT-13/15 バリアント
- セスナ AT-17 ボブキャット
[編集] 第二次世界大戦後
- T-1 ジェイホーク
- T-2 バックアイ
- T-3 ファイアフライ
- T-6 テキサンII
- T-28 トロージャン
- T-33
- T-34 メンター
- T-37 トウィート
- T-38 タロン(F-5)
- T-41 メスカレロ
- T-43
- T-45 ゴスホーク
- T-46
- TC-4C
- UV-18 ツインオター
- バリオール
- プロボスト
- フォーランド ナット
- BAe ホーク
- ジェットプロボスト
独仏共同開発
- ダッソー・ドルニエ アルファジェット
- SF-260
- S-211
- M-311
- M-346
- MB-326
- MB-339
- L-29デルフィーン
- L-39アルバトロス
- L-59アルバトロス
- L-159アルバトロス
- L-200モラヴァ
- ズリーン142
- TS-8ビェス
- TS-11イスクラ
- I-22イルィダ
- I-23マナゲル
- M-26イスキェルカ
- PZL-130オルリク
- IAR-823
- コンドル
- エンブラエル EMB-312 ツカノ
- パンパ2000
- HJT-36 シタラ
中華民国(台湾)