Tu-124 (航空機)

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Tu-124(ツポレフ124；ロシア語:Ту-124)は、ソ連の航空機設計機関であったツポレフ設計局が開発した短中距離用ジェット旅客機である。NATOコードネームはクックポット(Cookpot)となった。

[編集] 機体の特徴

このジェット機に搭載されたターボファン・ジェットエンジンは世界で実用化されたはじめてのものでもある。当時ソ連国内で運用されていたIl-14をジェット化するために開発されたが、乗客は56人と少なくまた機体のレイアウトもTu-104に類似していたため両者の区別はつきにくたかったが、エンジンが異なるほか、フラップの大型化や未舗装滑走路に対応するためのシステムが盛り込まれており、新開発された機体であったといえた。

[編集] 派生型

• Tu-124V -最初の生産型であったが、改良型であるTu-134の就航を待っていたため、東欧圏の需要が多くなかった。
• Tu-124K/Tu-124K2 - VIP専用の機体で、イラクと中国、インド空軍で使用された。
• Tu-124Sh-1/Tu-124Sh-2 -軍用タイプで航法士訓練用である

[編集] スペック（Tu-124V）

• 乗員: 3
• 乗客: 56
• 全長: 30.58 m
• 全幅: 25.55 m
• 高さ: 8.08 m
• Wing area: 119 m²
• 自重: 22,500 kg
• 最大離陸重量: 38,000 kg (84,000 lb)
• エンジン:ソロヴィヨーフ製 D-20P 双発ターボファン 106 kN (23,800 lbf)
• 最高速度: 907 km/h
• 航続距離: 2,100 km
• 実用上昇限度: 11,600 m