おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~
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『おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~』は、2006年4月2日から2007年3月25日までの毎週日曜日の朝9:30~10:00にテレビ大阪発・テレビ東京系列にて全52話が放映され、前作『おねがいマイメロディ』に続く第2期として制作されたテレビアニメである(後に週遅れでテレビ大分、テレビ和歌山、奈良テレビ放送でも放映された)。現在、CS局・ANIMAXにて、水曜日の『六時半蔵』枠(毎週水曜:18:30~19:00・リピート放送あり。約8ヶ月半遅れ)として放映されている。
サンリオが発行している「いちご新聞」の2007年2月号(2007年1月11日発売)で、シリーズのアニメ放送が3年目も行われることが掲載された。新シリーズのタイトルは『おねがいマイメロディ すっきり♪』で、2007年4月より、アニメロビー枠内にて放送されている。
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[編集] 概要
サンリオのキャラクター「マイメロディ」からのスピンオフ作品(ストーリーはアニメ完全オリジナル)
前作『おねがいマイメロディ』の視聴率・関連商品の売れ行きが好調なため、その続編(第2期)として製作された。概要は、前作から変わりなく同じである。
サンリオのファンシーキャラクターを主人公としたアニメだが、世界観は牧歌的メルヘン世界ではない。現実の人間社会とそれに影響されるファンシーワールドとを舞台に、サンリオのキャラクターイメージを広げる個性豊かなファンシーキャラと、多様な人間の登場人物たちの交流を中心として、ギャグや魔法バトルやラブコメなど様々な要素が展開される、明るい少女向けアニメのように思える。しかし、元来サンリオのキャラクター商品やアニメは女児と成人女性向けというかなり偏った傾向で20年近く続いていたのだが、今作品はそれを打ち破るほどのあらゆる人々に受ける要素が多い、サンリオ初の万人(年齢男女関係なく)受け作品である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
マイメロディ(通称”マイメロ”)は、世界やマリーランドの滅亡を目論んだダークパワーの野望を阻止し、王様から受けた使命を果たしたため、人間界でお友達になった夢野歌たちに別れを告げ、捕らえたクロミとバクと共に、マリーランドへ戻っていった。
マリーランドに戻されたクロミとバクは、脱走し世界を滅亡に導いた罰として、お城の反省室に入れられ反省文を書いていた。しかし、前作と同様、反省室の壁を壊し、隣の宝物庫から新たなメロディ・キーや謎のアイテムを盗み、お城を抜け出して人間界へ逃げてしまう。
マイメロは、アンダンテの森でフラットくんたちと遊ぶ日々に戻ったが、歌のことを思い出していた。その時、クロミが再び人間界に逃げたことで、王様からクロミの悪巧みを止める使命を受ける。そして、メロディ・タクトや新しいアイテムを授かり、人間界へ向かった。
一方、人間界の歌も、マイメロに会いたいと思っていると、その夢の匂いを嗅ぎつけたクロミが悪夢魔法をかけてしまい、クラスメイトが変身し授業どころではなくなる。そこにマイメロが現れ、新しいアイテムで悪夢魔法を解き、再び夢野家にお世話になることになった。
その後、歌のクラスに転入生が加わるが、それは柊恵一の弟で留学先のイギリスから帰国した「柊潤(ひいらぎ・じゅん)」。自己紹介ではギターを弾きだし、女子を口説くなど、美形であるが同じ兄弟とは思えない人物だった。
その潤の兄、恵一は、世界を滅亡に導いた人物としてマリーランドで裁判を受け、”ある刑罰”を課され人間界に戻って来ていた。
[編集] キャラクター
主なキャラクターの説明
- その他の登場キャラクターや詳しい説明については、「おねがいマイメロディの登場キャラクター」の一覧から各記事を参照。
前作『おねがいマイメロディ』から引き続き登場する「主なキャラクター」
- 詳しくは各キャラクターを参照。
『おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~』に新登場した「主なキャラクター」
- 柊 潤
- 柊恵一の弟。5年ぶりにイギリスから帰国し、夢野歌と同じクラスに転入した。悪夢魔法の新たな「力の源」でもある。
- 詳しくは「柊 潤」を参照。
- 「ウサミミ仮面」と「シツジ仮面」
- マイメロのくるくるシャッフルで選ばれたカードにより現れた「謎の仮面」お助けキャラ。
- 詳しくは「ウサミミ仮面」と「シツジ仮面」を参照。
[編集] 物語の舞台設定
[編集] サブタイトル
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- 第8話、9話については、「イイナ!」が舞台となった場所の方言に変わっている。
- 第40話は、テレビ東京系列のみ年末年始進行のため、放送時間が1月2日(火)午前9:00に時間変更になった。
[編集] スタッフ
- 企画:ウィーヴ
- 原案:サンリオ、福嶋一芳
- シリーズ構成:山田隆司
- キャラクターデザイン:宮川知子
- クリーチャーデザイン原案:山本ルンルン
- 美術監督:福田和矢、水野友紀子
- 色彩設定:石黒文子、大倉喜美子
- 撮影監督:鎌田和明(スタジオトゥインクル)
- 編集:中葉由美子、村井秀明(岡安プロモーション)
- 音響監督:平光琢也
- 音響制作:神南スタジオ
- 効果:古宮理恵(アニメサウンド)
- キャスティング:ネルケプランニング、木田昌美
- 音楽:渡部チェル
- 音楽プロデューサー:吉村仁、本地大輔、高岸るみ子、木皿陽平(インデックスミュージック)
- 音楽制作協力:TV TOKYO MUSIC
- 番組宣伝:福本満美子→鈴木菜摘→森岡宣喜(テレビ大阪)
- アシスタントプロデューサー:佐川直子、利根りか
- プロデューサー:原弘之(テレビ大阪)、渡辺和哉(読売広告社)、可知秀幸(ウィーヴ)、茂垣弘道→小竿俊一(スタジオコメット)
- 監督:森脇真琴
- アニメーション制作:スタジオコメット
- 製作:テレビ大阪、読売広告社、マイメロディ製作委員会
- 著作:(C)1976,2005,2006 SANRIO CO., LTD. (C)サンリオ/ウィーヴ・テレビ大阪・マイメロディ製作委員会
[編集] 主題歌
- OP「コイ♥クル」 歌:黒木マリナ 作詞:山田ひろし 作曲・編曲:渡部チェル
- 前期ED(1~27話)「ハレ☆ソラ」 歌:まいめろでぃーず (冒頭に、挑戦的な素材引用が聴かれることで有名)
- 後期ED(第32話~第52話)「手をつなごう」 歌:まいめろでぃーずとマリーランドのなかまたち(マイメロディ、クロミ、ピアノちゃん、バク) 作詞:山田ひろし 作曲・編曲:渡部チェル
[編集] 備考
- 今作から登場した「ウサミミ仮面」はそのヒーローらしからぬ無気力な振る舞いが受け、ファンの間では「クルミ・ヌイ」と並ぶ人気を誇る。コスパからうさみみ仮面のTシャツが発売されている。
- テレビ大阪公式ウェブサイト上では2006年3月11日に続編放映決定の発表がなされたが、それ以前の2006年2月13日の時点において、JASDAQ市場投資家向けプレスリリースとしてウィーヴから制作決定の情報が公開されている[1]。そのため、多くのアニメファンは続編決定とその内容など情報をいち早く知ることができた。
- 前作ではテレビ東京系列のみ(後にANIMAXでも放映)の放映だったが、今作では奈良テレビ、テレビ和歌山、テレビ大分でも放映された。
- 本作はBSジャパンでは残念ながら放映されなかったが、前作に引き続きCS放送:ANIMAXでの放映開始により、これまで本作が見られなかった未放映地域<隣県にて本作をネットしている局を受信できる地域は別>に対しては、ANIMAXを受信出来る環境を整えれば日本全国で視聴できるようになる。
- 字幕放送対応番組であるが、同放送に対応するのはテレビ大阪のみである。(以前もこの枠ではテレビ大阪のみ字幕放送だった)しかしどういうわけか同局が製作しているバラエティ「感涙!時空タイムス」はテレビ東京系全局で字幕放送対応である。
- 2006年8月13日「この後すぐ!」の告知アイキャッチが放送事故によりメルヘブンのものと差し替るトラブルがあった。
- テレビ大阪他では2007年3月25日に最終回を迎えたが、放映中の9時42分に石川県の能登半島外浦沖でマグニチュード7.1の地震が発生、画面に地震速報のテロップが入る事となった。前作「おねがいマイメロディ」(9時44分に石川県能登半島外浦沖でマグニチュード3.7の地震が発生)に続き、2年連続で最終回のほぼ同一時刻に同一地域で地震が発生しているため、テロップ表示を嫌う一部のアニメファンから「白い悪魔の呪い」と揶揄されている。[要出典]なお、それらの最終回の終盤(地震発生の後)では共に突如温泉の噴き出す表現がある為、地震やテロップもまた演出の一つとする、オカルト的な声もある。
[編集] 外部リンク
テレビ東京系 日曜9:30枠 | ||
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前番組 | おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~ | 次番組 |
おねがいマイメロディ | アニメロビー 「おねがいマイメロディ すっきり♪」・ 「ロビーとケロビー」の2作品を放送 |
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ANIMAX 水曜『六時半蔵』(18:30)枠 | ||
おねがいマイメロディ | おねがいマイメロディ ~くるくるシャッフル!~ | - |