しりあがり寿
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しりあがり 寿(しりあがり ことぶき、1958年1月1日 - )は、静岡市葵区出身の男性漫画家。神戸芸術工科大学特任教授、横浜美術短期大学、日本大学藝術学部講師。本名は望月寿城(もちづき としき)。妻は漫画家の西家ヒバリ。
目次 |
[編集] 概要
代表作は『真夜中の弥次さん喜多さん』、『弥次喜多 in DEEP』など。
「ヘタウマ」と呼ばれる作風のムーブメントに乗り評価を獲得、現在では時事ネタ、家庭ネタ、サラリーマンネタ、果てには哲学的なテーマまで幅広く扱い、ギャグによって文学の領域にまで達した漫画家として評価が高い。
非常にラフな描き殴った感じがする絵を描く漫画家としても知られるが、生前の手塚治虫に「この人は実はものすごく絵がうまい人だ」と評された。
[編集] 略歴
- 1977年 静岡県立静岡高等学校を卒業し、多摩美術大学に入学。
- 1981年 麒麟麦酒株式会社に入社。ハートランドビール、一番搾りなどのマーケティングを担当しつつ、漫画を描き始める。
- 1994年 同社を退社。
- 2000年 『時事おやじ2000』、『ゆるゆるオヤジ』により第46回文芸春秋漫画賞を受賞。
- 2001年 『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)で第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞。
- 2002年4月1日 朝日新聞夕刊にて4コマ漫画『地球防衛家のヒトビト』を連載開始。
- 2002年 『流星課長』(松尾スズキ、小日向しえ)が庵野秀明によりショートビデオ化。
- 2005年 『真夜中の弥次さん喜多さん』(長瀬智也、中村七之助主演)が宮藤官九郎により映画化。横浜美術短期大学で漫画論の講師もしていた。
- 2006年 静岡市葵区のPRキャラクター「あおいくん」をデザインする。
- 2006年 神戸芸術工科大学メディア表現学科特任教授に就任。
[編集] 主な作品
[編集] 漫画
- ほがらか信じる君
- エレキな春
- O・SHI・GO・TO
- おらあロココだ
- コイソモレ先生
- 時事おやじ
- 真夜中の弥次さん喜多さん
- 弥次喜多 in DEEP
- 真夜中の水戸黄門
- 徘徊老人ドンキホーテ
- ヒゲのOL薮内笹子
- 流星課長
- ア○ス
- 瀕死のエッセイスト
- 瀕死のタウンガイド
- 地球防衛家のヒトビト
- いまどきガリバー
- しりあがり寿の多重人格アワー
- 筋肉おやじとアブラミくん
- 少年マーケッター五郎
- ゲロゲロブースカ
- オーイ・メメントモリ
- 箱舟(単行本では「方舟」表記)
- あ、安部礼司(TOKYO FM系ラジオドラマ原作)
- ジョーモンCEO
[編集] その他作品
- 日本テレビ「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」 オープニングアニメ(2作目)
- テックウィン(エンターブレイン発行雑誌)「さるやまハゲの助アワー」 連載・監修
- 気の遠くなる宇宙論(メディアファクトリー発行 佐藤勝彦との共著)
- NHKみんなのうた「タチツテト手を」「とのさまガエル」 キャラクターデザイン
- 大学受験古文単語ゴロ565(アルス工房発行 星雲社発売 板野博行著 挿絵一部担当)
- 特ダネ!プースカ(au Ezチャンネル)
[編集] 映画出演
[編集] アシスタント
[編集] web上で見ることの出来る漫画
[編集] 外部リンク
- おーい!さるやまハゲの助(公式サイト)