まんだらけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 164-0001 東京都中野区中野5丁目52番地15号 |
電話番号 | 03-3228-0007 |
設立 | 1987年2月20日 |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 古書籍店の経営、古書籍の通信販売、書籍・雑誌・おもちゃ類の販売、書籍・雑誌の編集・出版 |
代表者 | 代表取締役社長 古川益蔵 |
資本金 | 8億3,744万円 |
売上高 | 54億円 |
従業員数 | 212名 |
決算期 | 9月 |
外部リンク | http://www.mandarake.co.jp/ |
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まんだらけは、漫画専門の古書店及びそれを運営する会社。会社としての商号は株式会社まんだらけ。
目次 |
[編集] 沿革
1980年、ガロに執筆していた漫画家古川益三が、東京都中野区にある商業施設、中野ブロードウェイに漫画専門の古書店を開店した事が始まりである。当時は相場が確立しておらず、古書店でも取り扱いが適切になされていなかった漫画に対し、初めて適切といえる価格設定を行い、古書としての取引を確立させた。開業当初は既存の古書店からの反発も強かったが、その後徐々に定着していく。特に手塚治虫の最初期の代表作『新宝島』の初版単行本に500万円という超高値を付けて話題となった(ただし、現在においても手塚と他作者との値段差が大きすぎるのではないかとの指摘も根強くある)。こうした漫画に対する目利き・価格設定のノウハウから、古川は後に「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)に鑑定士として出演するようにもなった。
店自体も急成長を遂げ、中野ブロードウェイ内で坪数を拡大させていき、1987年には株式会社まんだらけを設立、会社組織として運営されるようになる。以降、中野ブロードウェイ内で店舗を増殖させ、中野ブロードウェイを日本屈指のおたくビルへと変貌させるきっかけを作った。さらに漫画だけではなくアニメやゲーム等に関する音楽・映像ソフトや各種おもちゃ、アニメグッズ、同人誌、コスプレ衣装など、あらゆるジャンルのマニア・おたく向け商品を扱うようになる。また、中古漫画の目録「まんだらけ漫画目録」や、通信販売用のカタログも作成、これらは取り扱っている商品の価格一覧として取引相場の基準となった。
1994年には、初めて中野から離れた店舗を渋谷に開店、以後全国各地に店舗を拡大させ、また、各地の店舗には通常の店員に加え、何らかのコスプレをした店員を常時配置させたことでも話題となった。1999年にはアメリカ・ロサンゼルスに進出、これを皮切りに海外各地に店舗を出すまでに至った(現在海外店舗は全て閉店、海外向けにはインターネット通信販売を行っている)。2000年には東証マザーズに株式公開を果たし、現在では「萌え関連銘柄」として認知されている。また本業以外にも出版やインターネットテレビMandarayの開設など、新たな事業も展開している。
[編集] 特徴
あらゆるマニアが好みそうなグッズ類が集まるため、「まんだらけにない物はない」とも言われる事もある。しかし、出所不明の商品を扱う事もあり、それが原因でトラブルを起こす事も多数ある。最近の代表的な事例として、倒産した出版社から流出したと思われる漫画原稿が大量にまんだらけに持ちこまれ、それがさらに一般に販売された事から、大規模な騒動となった(参考リンク、「漫画原稿を守る会」の項も参照)。この他、アニメ制作会社から盗まれたセル画を買取、販売し制作会社から提訴されたり、ワンダーフェスティバルで当日版権が許可された上で発売されたガレージキットを制作者・版権所有者に無断で再販するなど、数々の事例がある。
[編集] 現在の店舗
[編集] 外部リンク
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