アイスダンス
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アイスダンスは、フィギュアスケート競技のひとつ。一組の男女が音楽に合わせてステップワークやリフトなどを行い得点を競う氷上の社交ダンス。
[編集] 歴史
1952年、第43回世界フィギュアスケート選手権(パリ)で世界選手権の正式種目となった。1976年、第12回冬季オリンピック(インスブルック)で冬季オリンピックの正式種目となった。
1950年代はイギリスが世界をリードしたが、1970年代からソビエト連邦(ロシア)が台頭した。現在では冬季オリンピックの花形種目の一つになっている。
[編集] ルール
一組の男女がコンパルソリーダンス、オリジナルダンス、フリーダンスの3つの競技種目を組み合わせて演技し得点を競う。
フィギュアスケートの競技の中では、唯一ヴォーカル入りの音楽の使用が認められているが、男女が別々にスピンを行うソロ・スピン、1回転半を超えるジャンプ、パートナーを肩より上に持ち上げるリフト、制限時間を超えるリフトなどは禁止されている(ただし、ペアとは異なり女性が男性を持ち上げるリフトは認められている。)。また、基本的に男女が離れて演技することも禁止されている為、近年においては、二人が接近している中で、スピーディで切れのあるステップワークが要求され、さらに深い(より傾いて滑る)エッジワーク、難易度の高いリフトも要求される。
スケートの技術そのものや「ユニゾンが合っていたか」といった見分けが難しい部分で得点が左右され、比較的成否の判断がつきやすいジャンプが必須要素ではなく、転倒も少ない。そのため観客(特に、スケートを見始めたばかりの人)からはカップル間の出来映えの差が分かりにくい競技でもある。
- コンパルソリーダンス
- 予め指定されたリズムとテンポの音楽を用い、予め規定されたステップ・パターンを滑走するもの。すなわち全てのカップルが同じステップを滑走をする。リズムは一年毎に3課題が指定され、更に試合毎に抽選でそのうちのひとつが選出される。
- オリジナルダンス
- 予め指定されたリズムに対し自由に選曲した音楽を用い、自由に構成した演技を行うもの。但し、ステップシークエンス、ダンスリフト、ダンススピンなどの必須要素を含まなくてはならない。ヴォーカル入りの音楽を用いることも許されている。リズムは一年毎に決定される。
- フリーダンス
- 自由に選曲した音楽を用い(但し音楽はリズム・ビートを伴うものでなくてはならない。メロディのみの音楽は不可)、自由に構成した演技を行うもの。但し、ステップシークエンス、ダンスリフト、ダンススピンなどの必須要素を含まなくてはならない。ヴォーカル入りの音楽を用いることも許されている。
[編集] 著名な選手
- ジェーン・トービル / クリストファー・ディーン
- タニス・ベルビン / ベンジャミン・アゴスト
- アルベナ・デンコワ / マキシム・スタビスキー
- 澤山璃奈 / 水谷太洋