アイドル雀士スーチーパイ
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『アイドル雀士スーチーパイ(あいどるじゃんしすーちーぱい)』シリーズは、ジャレコより発売されたコンシューマ用及びアーケード用の美少女対戦麻雀ゲーム。また、同シリーズのキャラクターを使用した恋愛アドベンチャーゲームなども含む。キャラクターデザインは、漫画家の園田健一。機種により、全年齢向けのものと、年齢制限があるものが存在する。
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[編集] 作品解説
本作品はコンピュータとの対戦麻雀を基本とし、互いに様々なイカサマを駆使して相手を負かし、服を脱がせることを目的とする。麻雀パートで和了すれば、あがった役の翻数に応じた回数のパネルマッチ(神経衰弱ゲーム)を行い、同種パネルを2枚揃えることができれば、そのパネルに表示されたイカサマ技を入手することができる。パネルを全部めくり終えるか、相手の持ち点がマイナスになればステージクリアとなる。
本作品の登場人物は、一部を除いてほぼ例外なく美女、もしくは美少女であり、麻雀シーンの間には、キャラクターたちによる寸劇が入る。3DO版『スーチーパイSpecial』以降のコンシューマー移植作では、会話シーンはフルボイスとなっている。尚、各社より発売されているPC版は、基本的にアーケード版の移植であり、作品によりR指定、またはX指定となっている。
なお、4月7日はスーチーパイの日とされている。
[編集] ラインナップ
- 美少女雀士スーチーパイ
- アイドル雀士スーチーパイ Special
- アイドル雀士スーチーパイ Limited
- アイドル雀士スーチーパイ Remix
- アイドル雀士スーチーパイII
- アイドル雀士スーチーパイII Limited
- スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメア
- アイドル雀士スーチーパイ発売5周年記念めちゃ限定版○得パッケージ
- アイドル雀士スーチーパイ・シークレットアルバム
- アイドル雀士スーチーパイIII
- アイドル雀士をつくっちゃおう
[編集] 美少女雀士スーチーパイ
『美少女雀士スーチーパイ(びしょうじょじゃんしすーちーぱい)』は、スーパーファミコン用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム。1993年7月30日発売。制作デーシーイー。全年齢対象。
本シリーズの原型というべき作品。当初は脱衣シーンは全裸まで企画されており、実際に使われる予定だった画像も公開された事があったが、プラットホームの制約で脱衣は水着まで、脱衣シーンの2画面縦スクロールも無しとなっている。登場キャラクターは後述の『Special』と同じだが、設定とシナリオの内容は完全な別物である。
[編集] アイドル雀士スーチーパイSpecial
『アイドル雀士スーチーパイSpecial(あいどるじゃんしすーちーぱい・すぺしゃる)』は、アーケード用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム、及びその3DOとセガサターンへの移植版。アーケード版1993年12月稼動開始。X指定。3DO版1995年1月12日発売。16歳未満不適。セガサターン版1995年2月24日発売。MA-18。
7人の美人雀士が得意のイカサマ技を武器に、最強の座をかけて麻雀勝負を始める。そしてなぜか、敗者は服を脱がなければいけないのであった。プレイヤーは7人の雀士から1名を選び、他の6名+ボスキャラを全て倒せばゲーム終了となる。
『美少女雀士スーチーパイ』のキャラクターをほとんどそのまま流用し、脱衣シーンを、下着姿及び乳房の露出があるものに差し替え、2画面スクロールによって、より高精細なキャラクターの姿を鑑賞できるように改良した。また、スーチーパイの声優にかないみかを起用し、ゲーム中のイカサマ技発動や、ポン、チー、カン、ロンなどの発声を担当させた。コンシューマー移植版では、他の登場人物にも声優が割り当てられ、キャラクターたちの寸劇がフルボイスとなった。
- ただし、セガサターン版は乳首の露出のみ不可とされたため、該当する部分に何もない画像が使用されている。この独特のレーティングMA-18(Mature Age 18)とは、X指定と18才以上推奨の中間のレーティングであり、後にも先にもこれ1本しか存在していない。
[編集] アイドル雀士スーチーパイLimited
『アイドル雀士スーチーパイLimited(あいどるじゃんしすーちーぱい・りみてっど)』は、プレイステーション用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム。1995年3月24日発売。JALECO the Best版2002年12月5日発売。全年齢対象。『Special』の脱衣シーンを水着に差し替え修正したもの。他機種版にはない、フリー対戦モードが追加されている。
[編集] アイドル雀士スーチーパイRemix
『アイドル雀士スーチーパイRemix(あいどるじゃんしすーちーぱい・りみっくす)』は、セガサターン用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム。1995年9月29日発売。X指定。セガサターン版の『Special』で消されていた「あるべきもの」が加筆され、BGMが一新された修正版。3万本限定生産。
[編集] コンシューマー版主題歌
[編集] アイドル雀士スーチーパイII
『アイドル雀士スーチーパイII(あいどるじゃんしすーちーぱい・つー)』は、アーケード用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム、及びそのセガサターンへの移植版。アーケード版1994年12月稼動開始。X指定。セガサターン版1996年4月26日発売、CD-ROM2枚組。X指定。
何者かにさらわれた片桐志穂を救出するため、麻雀勝負で負かした相手を仲間に加えつつ、真相を追うスーチーパイの活躍を描く。前作のメインキャラは脇に回り、新たにスーチーパイのパートナーとなる4人のイカサマ雀士と、新たなボスキャラが追加された。
- セガサターン版では、対戦相手に前作で人気があった水野佑紀が追加され、全シナリオのクリア後に特別編シナリオがプレイできるようになった。また2枚目のディスクは、前作と本作のメインキャラクター全員とのフリー対戦モード、出演声優のインタビュームービー鑑賞、サウンドテストなどが収録された『おまけディスク』となっている。
[編集] アイドル雀士スーチーパイII Limited
『アイドル雀士スーチーパイII Limited(あいどるじゃんしすーちーぱい・つー・りみてっど)』は、プレイステーション用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム。1996年9月20日発売、CD-ROM3枚組。JALECO the Best版2002年12月5日発売。全年齢対象。セガサターン版『─II』の脱衣シーンを、水着に差し替え修正したもの。また、それに伴って台詞なども一部変更されている。おまけはセガサターン版よりも更に充実していた。
[編集] コンシューマー版主題歌
- DISK 1
[編集] スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメア
『スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメア』は、セガサターン及びプレイステーション用の恋愛アドベンチャーゲーム。セガサターン版1998年2月26日発売、CD-ROM2枚組。18歳以上推奨。プレイステーション版1998年4月9日発売、CD-ROM2枚組。全年齢対象。
世田谷区神用賀(かみようが)に突如勃発した、連続美女昏睡事件。心ならずも事件の発端となってしまった青年は、その真相を解明すると共に、意中の女性が事件の被害者とならないようにしなければならない。1枚目のディスクは月曜日から金曜日までの5日間で事件の発端から解決までを描くアドベンチャーパート、2枚目のディスクは、1枚目のエンディングで結ばれた相手とのデートを楽しむことができるほか、おまけのミニゲームなどが収録されている。前作までのキャラクターに加え、新ヒロイン1名とボスキャラ1名が追加されている。主人公の部屋等、異様に細かく描き込まれたマップ画面が印象的。
[編集] 主題歌
- DISK 1 アドベンチャーパート
- オープニング『星空にWAKE UP! ~眠っちゃダメよ~』 (かないみか)
- エンディング1『あれと、これと、それと、デート』 (かないみか)
- エンディング2『何て言うんだっけ、』 (かないみか、高橋美紀)
- DISK 2 デートパート
[編集] アイドル雀士スーチーパイ発売5周年記念めちゃ限定版○得パッケージ
『アイドル雀士スーチーパイ発売5周年記念めちゃ限定版○得パッケージ』は、セガサターン用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム、及びアドベンチャーゲームなどを収録した、バラエティソフト。1998年11月26日発売、CD-ROM3枚組+オーディオCDシングル1枚。18歳以上推奨。
ディスク1と2は、X指定の『Remix』『II』が再発売不能となったため、脱衣シーンをプレイステーション版の『Limited』と同じものに差し替え、『II』については一部ゲームシステムに改善を加えたものの再録。ディスク3は『ドキドキナイトメア』のシステムを流用した新作のショートアドベンチャーゲームと、大幅にキャラを拡充したフリー対戦モード、公式ホームページの出張版などが収録されている。
[編集] 主題歌
- DISK 3 スーチーパイアドベンチャー特別編
- エンディング『忘れないで』 (かないみか、高橋美紀)
- 挿入歌『Lonely Boy Lovely Girl』 (吉田小南美)
[編集] アイドル雀士スーチーパイ シークレットアルバム
『アイドル雀士スーチーパイ シークレットアルバム』は、セガサターン用のファンディスク。1999年3月18日発売、CD-ROM1枚+オーディオCD1枚。18歳以上推奨。クイズ、グラフィック集、園田健一インタビュー、キャラクター4名との擬似チャットゲームなどが収録されている。
[編集] 主題歌
- 『エール送るよ!』 (スーチーガールズ:かないみか、高橋美紀、こおろぎさとみ、西原久美子)
[編集] アイドル雀士スーチーパイIII
『アイドル雀士スーチーパイIII(あいどるじゃんしすーちーぱい・すりー)』は、アーケード用の2人打ち美少女対戦雀ゲーム、及びそのWindowsへの移植版。アーケード版1999年9月稼動開始。X指定。Windows版は初回限定版が2002年4月5日、通常版が同年10月4日にハーベストより発売されている。18禁。
スーチーパイがパートナーキャラを伴い、偽スーチーパイ事件の真相を追う。パートナー2名+ボスキャラ2名が新規追加され、脱衣パターンが事前に2種類から選択可能になった。イカサマ技なども、旧シリーズとは異なるものとなっている。開発は外部スタッフが担当しており、従来のシリーズとは異なっている。
[編集] アイドル雀士スーチーパイIII Remix
2007年7月26日にニンテンドーDSとPSPで発売を予定している。
[編集] アイドル雀士をつくっちゃおう
『アイドル雀士をつくっちゃおう♥(あいどるじゃんしをつくっちゃおう)』は、ドリームキャスト用の2人打ち美少女対戦麻雀ゲーム。1999年9月23日発売、GD-ROM1枚(限定版のみオーディオCD1枚添付)。全年齢対象。
アーケード版『III』と同一キャラクター、同一設定を使用しているが、シナリオやその結末は大幅に異なっている。本作に脱衣はなく、その代わりストーリーモードを2名分以上クリアすると、アンドロイドのクレアにさまざまな衣装を着せ替えることができる、メイキングモードが使用可能となる。これは、いわば着衣麻雀とでも呼ぶべきもので、従来作品とは逆の発想だが、衣装の種類と色の組み合わせによっては、かなりギリギリな絵が出来上がるため、脱ぐより余程エッチである、という見方もある。
[編集] 主題歌
- オープニング『Wai Wai』 (スーチーガールズ:かないみか、高橋美紀、こおろぎさとみ、西原久美子)
- エンディング1『星のほほえみ』 (こおろぎさとみ)
- エンディング2『いつだって大丈夫(A)』 (吉田小南美、菊池志穂、西原久美子)
- エンディング3『いつだって大丈夫(B)』 (こおろぎさとみ、根谷美智子、高橋美紀)
- エンディング4『きっと…』 (かないみか、高橋美紀)
[編集] シリーズの登場人物
[編集] 美少女雀士スーチーパイ/アイドル雀士スーチーパイSpecialから登場
- 御崎恭子(みさききょうこ)/アイドル雀士スーチーパイ (声:かないみか)
- 自称『正義のヒロイン』、その実態は『イカサマ雀士』。ゲームセンターYou&Me神用賀店のアルバイト店員。『スーチー・フラッシュ!』の叫び声で変身する。必殺技は『スーチー・スティック』、『ハイパーせっかん』、『スーチー・アイ』など多数。18才。
- 天野麻衣(あまのまい) (声:吉田小南美)
- 通称『アンコのマイ』。破壊的な味覚音痴で、独創的なパイを開発するファミレス店員、後に『アンパイズ』店長。18才。
- 片桐志穂(かたぎりしほ) (声:矢島晶子)
- 通称『ドラのシホ』。おとなしい性格の、世間知らずなお嬢様女子大学生。21才。
- 河本小百合(かわもとさゆり) (声:西原久美子)
- 通称『イーペーコーのサユリ』。『うさぎハウス』に勤める、大飯喰らいのバニーガール。21才。
- 佐々木留美(ささきるみ) (声:冨永みーな)
- 通称『チャンタのルミ』。眼鏡っ娘コスプレ看護師(後に本物となる)で、神用賀で唯一と言って良い常識人。20才。
- 西野絵利佳(にしのえりか) (声:平松晶子)
- 通称『風牌のエリカ』。ガンマニアのコスプレ婦人警官。後に本物のアメリカンポリスとなる。23才。
- 南條理恵(なんじょうりえ) (声:深見梨加)
- 通称『字牌のリエ』。眼鏡っ娘OLで、可愛い女の子をからかうのが大好き。22才(~『II』)→23才(『めちゃ~』)。
- 水野佑紀(みずのゆき)/美少女雀士スーチーユキ (声:高橋美紀)
- 通称『ブリッジのユキ』。過剰な妄想癖があり、すぐ一人芝居を始める、発育不良気味な女子高校生。変身ではなく着替えることで、スーチーユキとなる。17才 (~『Special』)→18才 (『II』~)。
- 桜井美優里(さくらいみゆり) (声:こおろぎさとみ)
- 留美が勤務する病院に入院している、病弱な小学生。シリーズ随一の癒し系。9才。
- 橘麗華 (たちばなれいか) (声:松本梨香)
- 神用賀最強の雀士。豪邸に住み、チャイナドレスに身を包んでいる。24才。
[編集] アイドル雀士スーチーパイIIから登場
- 一文字つかさ(いちもんじつかさ)/機動雀士レモンパイ (声:松本梨香)
- 防衛軍3等陸尉でサイボーグ。『レモネード・トランスファー!』の叫び声で変身する。必殺技は『ライトニング・ブレード』。21才。
- 篠原ありす(しのはらありす)/魔法の雀士ピーチパイ (声:吉田小南美)
- 売れないアイドルの卵で、実は魔法の国のプリンセス。『マジカルピーチ・ドレスアップ!』の叫び声で変身する。必殺技は『ピンキッシュ・フローレア』。16才(『II』)→18才(『ナイトメア』~)。
- 槙枝早苗(まきえださなえ)/暗黒の雀士チェリーパイ (声:水谷優子
- 麗華の屋敷で働くメイド。感情が頂点に達するか、『ペルソナ・クロスフェード!』の叫び声で変身する。必殺技は『チェリー・ボンバー』。23才。
- みるく/うちゅ~の雀士ミルキーパイ (声:西原久美子)
- 普段は留美のペットとして暮らしている、ウサギ型宇宙人。『ミルキー・チェンジ!』の叫び声で人間大に変身する。必殺技は『ミルキー・シャワー』。
[編集] スーチーパイアドベンチャー ドキドキナイトメアから登場
- 二ノ宮ことり(にのみやことり) (声:日髙のり子)
- YOU&ME神用賀店の常連客。思い込みの激しい女子高校生で、事件の引き金となる。16才。
[編集] アイドル雀士スーチーパイ発売5周年記念めちゃ限定版○得パッケージから登場
- 梅野摩夜(うめのまや) (声:白鳥由里)
- 一見雪女風の幽霊。神用賀高校に出没して騒ぎを起こす。
[編集] アイドル雀士スーチーパイIIIから登場
- 索子聖羅(そうずせいら) (声:根谷美智子)
- 怪しい新興宗教「ジャンマー教」の教祖。怪しいお告げに従い、日々教義を広めようとしている。22才。
- 早乙女散留(さおとめちるる) (声:菊池志穂)
- いつも蛇を連れて歩く、極貧で発育不良の占い師。ななみの双子の姉で、自分を放逐した妹への復讐を狙う。18才。
- 早乙女七魅(さおとめななみ) (声:田中敦子)
- 天才科学者で、レモンパイのサイボーグ手術を執刀。自分の意のままにできる、雀士型メカノイドを開発する。ちるるの双子の妹。18才。
- スーチーパイmk.II(すーちーぱい・まーくつー) (声:かないみか)
- スーチーパイ打倒のため、スーチーパイの姿を模して製作された、雀士型メカノイド。
[編集] アイドル雀士をつくっちゃおう
- クレアα(くれあ・あるふぁ) (声:南央美)
- 雀士型メカノイド用の、消極的な人格。いわゆる「ミモフタ系ダウナー」で、垂れ目になる。
- クレアβ(くれあ・べーた) (声:長沢美樹)
- 雀士型メカノイド用の、ごく普通の人格。体育会系で、普通の目になる。
- クレアγ(くれあ・がんま) (声:山口由里子)
- 雀士型メカノイド用の、少し変な人格。かなり頭が悪そうで、吊り目になる。
[編集] 関連事項
- みか・美紀のスーチーラジオSTATION
- 当初、おまけディスクに収録された架空のラジオ番組が、人気を博したため実際に番組化されたもの。文化放送、1997年4月~1998年3月。
- アイドル・ファイト スーチーパイII
- 『スーチーパイII』を下敷きに製作されたOVA。1996年4月20日発売。発売元:日本コロムビア。
- アイドル学園スーチーパイ2
- 「月刊コミックゲーメスト」誌(新声社)に掲載された、コミカライズ作品。作画は大久保みどり。
- 麻雀ゲームソフト一覧
- アイドル雀士R 雀ぐるプロジェクト
- ちゅ~かな雀士てんほー牌娘
[編集] 外部リンク
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