アルカセット
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 2000年2月19日 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | キングマンボ |
母 | チェサプラーナ |
生産 | クローヴリー牧場 |
生国 | アメリカ |
馬主 | ハムダン・アル・マクトゥーム →M.R.チャールトン |
調教師 | マイケル・スタウト(英) →ルーカ・クマーニ(英) |
競走成績 | 16戦6勝 |
獲得賞金 | 253,864,000円 + 676,736ドル |
アルカセット(Alkaased)はイギリスの競走馬。ジャパンカップで日本レコードのタイムで勝ちを収めて日本で種牡馬入りした。現役時代、担当厩務員が日本人で、厩舎内でのニックネームはタロウであった。
現在は日高町のダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスに繋養されている。
[編集] 3歳まで
アメリカ生まれの同馬は母がヘンケルレネン(ドイツ1000ギニー)2着馬ということもあり、35万ドルの高値で取引された。その血統からヨーロッパで走ることとなり、名門で知られるニューマーケットのマイケル・スタウト厩舎に送られた。だが、2,3歳時を通じて6戦1勝という目立たない戦績で終わり、現役馬が取引されるセールに上場されることになる。このセールで同馬に目をつけたのが後の馬主となるチャールトンであるが、氏に購入を薦めたジョン・ハモンド調教師の獣医師が『故障持ちで、走れる確率は五分五分』と待ったをかけたため、逆に撤退することを進言する。だが、チャールトンはたとえ五分でも走れる確率に賭けたいと購買を決意し、4万2000ギニー(約900万円)という安値で同馬を購入した。
[編集] 4,5歳時
ルーカ・クマーニ調教師に預けられた同馬は再びニューマーケットを拠点に現役を続ける。2004年7月にステークスレース初勝利を挙げると続くGIIIで2着、年が明けて2005年になるとさらに勢いを増し、初戦のGII戦で重賞初制覇を成し遂げる。GI初挑戦のコロネーションカップでは2着に敗れるも、続くサンクルー大賞で初GI勝ち。だが、秋になってフォワ賞、チャンピオンステークスと連敗し、さらにブリーダーズカップ・ターフに出走するためにアメリカに渡るも血球数の異常が判明して出走を回避しなければならなかった。
そんな状況にもかかわらず、ジャパンカップではゼンノロブロイ、ハーツクライに次いで外国馬中1番人気となる。そしてハイペースの中をランフランコ・デットーリの好騎乗で抜け出し、ホーリックスの日本レコードをコンマ1秒上回る2分22秒1で駆け抜け優勝した。
その後、香港ヴァーズに出走を予定していたが急遽日本での種牡馬入りが決定した。
[編集] 血統表
アルカセットの血統 (ミスタープロスペクター系/Northern Dancer4×4=12.5%) | |||
父
Kingmambo 1990 鹿毛 |
Mr.Prospector 1970 栗毛 |
Raise a Native | Native Dancer |
Raise You | |||
Gold Digger | Nashua | ||
Sequence | |||
Miesque 1984 鹿毛 |
Nureyev | Northern Dancer | |
Special | |||
Pasadoble | Prove Out | ||
Santa Quilla | |||
母
Chesa Plana 1989 黒鹿毛 |
Niniski 1976 鹿毛 |
Nijinsky | Northern Dancer |
Flaming Page | |||
Virginia Hills | Tom Rolfe | ||
Ridin' Easy | |||
Top of the League 1982 黒鹿毛 |
High Top | Derring-Do | |
Camenae | |||
Home and Away | Home Guard | ||
Garden of Eden F-No.10-c |