エストレマドゥーラ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
|||||
![]() |
|||||
州都 | メリダ | ||||
面積 – 総面積 – 割合 |
第5位 41,634km² 8.2% |
||||
人口 – 総人口(2005) – 割合 – 人口密度 |
第12位 1,083,879人 2.5% 26.03人/km² |
||||
住人の呼称 – 英語 – スペイン語 |
— extremeño/a |
||||
自治州法 | 1983年2月26日 | ||||
ISO 3166-2 | EX | ||||
議席割当 – 下院 – 上院 |
10 2 |
||||
州知事 | フアン・カルロス・ロドリゲス・イバラ(社会労働党) | ||||
公式サイト |
エストレマドゥーラ州(Extremadura)は、スペインを構成する自治州の1つである。北はカスティーリャ・レオン州、東はカスティーリャ・ラ・マンチャ州、南はアンダルシア州、西はポルトガルと接している。州都はメリダ。
北部にはタホ川、南部にはグアディアナ川が流れる。モンフラグエ自然公園があり、野生動物が保護されている。
[編集] 歴史
古代ローマ時代には、エストレマドゥーラの大部分とポルトガル南部は属州ルシタニアの領域で、メリダに州都が置かれていた。現在でもメリダには多くのローマ建築が残されている。
「エストレマドゥーラ」の語源は「ドゥエロ川の向こう」で、キリスト教諸国から見たドゥエロ川以南のイスラム支配地を指した[1][2]。レコンキスタの初期には文字通りドゥエロ川のすぐ南が「エストレマドーラ」であったが、レコンキスタの進展とともに「エストレマドーラ」は南下し、最終的に現在のカセレス県とバダホス県の地域が「エストレマドーラ」と呼ばれるようになった。
大航海時代には、エストレマドゥーラは多くのコンキスタドールの出身地となった。コルテス、ピサロ、ペドロ・デ・バルディビアなどである。このため、アメリカにはエストレマドゥーラの地名にちなんだ都市が多い。メキシコやベネズエラには「メリダ」(例:メリダ (ユカタン州))の名を持つ都市が作られている。エストレマドゥーラのメデリンは小さな町だが、コロンビアのメデリンは人口200万以上である。アメリカ合衆国のアルバカーキは、アルブルケルケにちなんで名付けられた。ペドロ・デ・バルディビアは、現在のチリのサンティアゴを「サンティアゴ・デ・ヌエバ・エストレマドゥーラ」という名前で建設した。
[編集] 県と都市
バダホスとカセレスは、スペインで1番目と2番目に大きな県である。そのほかにおもな都市には、エストレマドゥーラ州の州都であるメリダやプラセンシアがある。