オーバーレブ!
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『オーバーレブ!』は週刊ヤングサンデーで連載されていた山口かつみの漫画作品、またそれを原作としたオリジナルビデオ。全31巻
目次 |
[編集] ストーリー
陸上部に所属する女子高生の志濃涼子は競技中のアキレス腱断裂によってインター杯出場の夢を絶たれた。途方に暮れる涼子だったが、ある日友達と訪れた桑原峠でドリフトするS13シルビアとそれを操る女性ドライバーに魅せられ、車への憧れを抱く。そのドライバー・森田佐和子や愛香、沙璃、拓郎(弾丸)、赤岡などといった仲間との出会いを通してドリフトの魅力に取り付かれ、「走る」事の喜びを再び取り戻していく。
[編集] 登場人物
[編集] チーム赤岡
- 志濃涼子(しの りょうこ)
- 搭乗車種:AW11 MR2(青)
- 主人公。高校では陸上部に所属する短距離の選手だったが地方大会の決勝でアキレス腱を断裂しインター杯出場の夢を絶たれたが、佐和子との出会いを通して無免許ながらドリフトを教わり車への強い憧れを抱く。その後、赤岡の解体屋でスクラップ寸前になっていたAW11 MR2(「MR」を読み違えてミスターと呼んでいる。)を購入し、免許も取得。本格的に走り屋の世界へと飛び込み、仲間達との出会いを通じて成長していく。高校卒業後は電機メーカーに就職したがわずか1日で退社、赤岡の解体屋の従業員となる。因みにこのMR2は一度エンジンブローを経験したことがあり、その際にバイト先の解体屋でスクラップのAE-92カローラレビンに積まれていたエンジンに換装している。
- 森田佐和子(もりた さわこ)
- 搭乗車種:S13 シルビア→S14 シルビア
- ランジェリーパブに務める風俗嬢。客として訪れたタカオに一目惚れし走り屋となる。免許取得からわずか3ヶ月で本格的なドリフトも難なくこなす天才肌のドライバーで慣性ドリフトならぬ「感性ドリフト」を得意とする。涼子を走り屋の世界へ誘った張本人。当初はS13シルビアに乗っていたが涼子が海に沈めてしまい、保険でS14に乗り換えている。
- 片山愛香(かたやま あいか)
- 搭乗車種:EG6 シビック
- トラック運転手。気丈で男勝りな性格で佐和子とは対照的に理論派のドライバー。過去に事故で怪我を負っており、額の傷をバンダナで隠している。この事から安全を軽んじる行為を強く嫌う。また、事故の時に仲間から裏切られた経験から人と群れる事を嫌っていたが、涼子、佐和子らと関わっていく中で少しずつ心を開いていく。大のホンダ党。愛機のEG6はサンルーフがついているためにボディ剛性に欠点があり、後に沙璃を介してノーマルルーフ仕様(サンルーフレス)のものを手に入れ、ツムラサーキット(モデルはおそらく筑波サーキット)でのシビックワンメイクレースに出場しトラブルを抱えながらも3位表彰台を果たす。
- 橘沙璃(たちばな さり)
- 搭乗車種:プジョー・106ラリー
- 大会社の令嬢でフランスからの帰国子女。音感・リズム感覚に優れており、走りではコースをクラシックの楽曲に喩え、優れたペースコントロールを見せる。長い間、日本にいなかったため一般的な常識に欠け、ラブホテルの意味を知らずタカオと一緒に入るなどとんでもない行動を起こす事もしばしば。父はかつてパリ・ダカで赤岡のチームのオーナーを務めており、赤岡とは旧知である。ネットアイドルというもうひとつの顔を持つ。
- 武内徹(たけうち とおる)
- 搭乗車種:シティ
- 涼子の幼馴染。涼子に恋心を抱いているが涼子は全く気付いていない。中古のシティを購入し、アイカの力添えがあったとはいえBMW相手にバトルで勝利した事も。
- 武内タカオ(たけうち たかお)
- 搭乗車種:BNR32 スカイラインGT-R
- 徹の兄。走り屋チーム「FACTOR」のリーダーで多くの仲間から尊敬を集める。面倒見のいい性格だが、女性からの気持ちに鈍いところがある。仕事はレンタルビデオ店の店長。
- 麻生拓郎(あそう たくろう)
- 搭乗車種:S13 シルビア K's
- 立川のアパートの住人。「褐色の弾丸」を自称する走り屋で涼子からは「弾丸(だんまる)」と呼ばれている。スケベだが素直な性格で車に対する愛情は並々ならぬものを持っている。直角ドリフトという無謀なドリフトの完成を目指しており、度々愛車をガードレールにぶつけている。収入の殆どを車の改造と修理に継ぎ込んでいるため極貧。板金屋でアルバイトしているため修理代は安くすんでいる。愛車S13は自称300Ps。
- ボブ
- 登場車種:スープラ
- 立川のアパートの住人。気は優しくて力持ちな大男。普段はタイヤ店で働いている。
- 猿谷(さるたに)
- 登場車種:180SX
- 立川のアパートの住人。某芸人にそっくりな顔立ちの小男で関西出身。普段は金属パーツを造っている。
- 赤岡(あかおか)
- 解体屋を営んでおり、廃車からパーツを取り出し販売もしている、一見飲んだクレのスケベオヤジだが、かつてはパリ・ダカにメカニックとして参加した実績があり、優れたメンテンス技術を持つ、自身が所属していたチームのドライバーが事故死してしまいそれを機にメカニックを辞め解体屋をはじめた、ドライビングテクニックにも精通しており、涼子らの師匠と呼べる存在。涼子に度々セクハラを行なってよく引っ叩かれている。
- 立川(たちかわ)
- 赤岡の解体屋の従業員。無口だが優しい性格。大会社の御曹司で練習に必要な土地を提供したりしている。涼子・徹・弾丸らが住むアパートの管理も行なっている。
[編集] リプリー
EK9シビックのワンメイクチーム。仕事等で知り合った女性4人で構成されている。
[編集] Vシネマ
[編集] スタッフ
- 企画・製作:白飛龍悠
- 監督:室賀厚
- プロデューサー:松家雄二、黒須功
- 脚本:濱崎剛志、室賀厚
- 撮影:加藤孝信
- 音楽:安川午朗
- 音効:柴崎憲治
- 制作協力:黒須功商店