カンムリツクシガモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カンムリツクシガモ | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||
Tadorna cristata | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Crested Shelduck |
カンムリツクシガモ (Tadorna cristata) は、カモ目カモ科に属する鳥類。ツクシガモの仲間。全長64cm。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 新種認定
最初は新種ではなく、アカツクシガモとヨシガモが自然に交雑した雑種と考えられた。 しかし、1917年に動物学者の黒田長禮が釜山の標本店で剥製を入手したのがきっかけとなり、新種と認定された。認定に際しては、黒田家はじめ日本の大名家に所蔵されていた絵画等の文物にカンムリツクシガモが描かれていたことが、ヨーロッパの学者から提起された雑種説を解消するのに大きな役割を果たした。
名前の由来は冠状の飾り羽。1913年に絶滅。ただし、一部に生存説がある。元来生息数が少なく、それに狩猟や捕獲が重なったのが絶滅の原因と見られるが、はっきりした絶滅の原因は分かっていない。
日本の江戸時代の絵画・文献では、「朝鮮鴛鴦(ちょうせんおし)」や「朝鮮ヲシドリ」の名で、カンムリツクシガモの描写または記述が見られる。
[編集] Sibley分類体系上の位置
Sibley-Ahlquist鳥類分類 |
---|
カモ下目 Anserides
カモ亜科 Anatinae
ガン族 Anserini
|
[編集] Status
- CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- [1] - (possibly Extinct)
[編集] 注釈
- ^ BirdLife International(2004). Tadorna cristata. 2006 IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2006. Retrieved on 09 May 2006. Database entry includes justification for why this species is critically endangered
- ^ Tadorna cristata (環境省絶滅危惧種情報 by 生物多様性情報システム J-IBIS)
[編集] 関連項目
この項目「カンムリツクシガモ」は、鳥類に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています。 (ポータル鳥類 - PJ鳥類) |
カテゴリ: Critically endangered | 絶滅鳥類 | カモ科 | 鳥類関連のスタブ項目