キカイダー01
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『キカイダー01』(キカイダーゼロワン)は、1973年(昭和48年)5月12日から1974年(昭和49年)3月30日までNETテレビ(現:テレビ朝日)系に毎週土曜日20:00 - 20:30に全46話が『人造人間キカイダー』の続編として放送された、石森章太郎原作の特撮テレビ番組。または、その主人公のヒーローの名前。
漫画版『人造人間キカイダー』の01登場後とはキャラクターの設定などが違う。
2001年にOVA『キカイダー01 THE ANIMATION』が作られているが、これは漫画版『人造人間キカイダー』の後半部分をアニメ化した作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
前作『人造人間キカイダー』は予想以上のヒット作となり、続編の製作は73年の年明け早々に決定された。新番組は前作の完全な続編という事で、キカイダー・ジローも引き続き出演する事になった。新たなキカイダーのネーミングは難航したが、最終的に『キカイダー01』と『01キカイダー』の二つの案が残り、東映の渡辺亮徳によって『キカイダー01』に決められた。
しかし『キカイダー』の撮影は遅れ気味で、その後番組である『01』のスケジュールも余裕のあるものではなかった。夜8時台のスポンサー料の高騰によって番組のスポンサーがつかず、制作予算も不足しており、新番組の態勢は充分なものではなかった。スタッフは新番組の敵キャラとして『キカイダー』の人気キャラとなったハカイダーを再登場させる事でスケジュールや予算の問題をクリアしようとしたが、決定的な解決には至らなかった(怪人の着ぐるみも新作は少なく、『キカイダー』で使われた着ぐるみを改造した物が多い)。
番組の撮影は3月にスタートした。予算もスケジュールも厳しいものがあったが、スタッフの奮闘もあり、撮影は順調に進められた。しかし第2クールに入るとレギュラーとして登場していたキカイダー役の伴大介が新番組『イナズマン』の主役に決定した為に本作への出演が難しくなった。その為、キカイダーに匹敵するキャラクターとして女性型の人造人間ビジンダーが登場する事になり、ビジンダーの人間態であるマリ役にはJACに所属していた志穂美悦子がキャスティングされた。当時、志穂美はまだ高校生だったが、千葉真一の強力な推薦もあってマリ役に決定。デビュー作とは思えない名演技を見せた。
こうして様々なハプニングがあったものの、作品そのものの人気は高く、大団円を迎えた。次回作も考えられていたがオイルショックの影響やスポンサー料の高騰によるスポンサー不足、そして NET の方針の変更によって番組枠そのものが無くなってしまった為、キカイダーシリーズは終了した。しかし人造人間たちの戦いと苦悩を画いたこの作品の人気は衰える事無く、今も新たなファンを獲得している。
[編集] あらすじ
ダーク破壊部隊がジローことキカイダーの活躍によって壊滅して3年の月日が流れた。そんなある日、死んだはずのハカイダーが世界征服のためにハカイダー部隊を率いて活動を開始した。そして、目的実現のために謎の少年アキラが持つ秘密を手に入れようとアキラを執拗に狙う。だが、仁王像に封印されていたキカイダー01の回路が悪の活動を感知し、長い眠りから復活した。ここに01とハカイダー部隊による戦いの日々が始まった。
[編集] 登場キャラクター
[編集] キカイダー01
- キカイダー01(スーツアクター:三橋幸男、声:池田駿介)
- 光明寺博士によってキカイダー = ジローより先に製作された人造人間。完全な良心回路を持っており(この件について劇中では明言されていないが、少なくともギルの笛の音に効果を受けることはない。なお原作では逆に良心回路を持っていない)、弱者を抑圧するものに対して迷いなく戦うが、その潔癖さを危ぶんだ光明寺博士によって仁王像の中に3年間封印されていた。頭部にある太陽電池で活動する。ゆえに、太陽のある場所ではキカイダーよりも強力だが、日没後や海底など太陽が届かない場所では出力が10分の1になってしまう。右半身が赤く、左半身が青い。得意技はゼロワンカット、ゼロワンドライバー。必殺技はブラストエンド。
- イチロー(演:池田駿介)
- キカイダー01の人間態。トランペットを持って颯爽と現れる。イチロー役の池田駿介は「原作とは設定も異なるので、テレビのイチローは自分なりの完璧なヒーロー像として演じた」と回想しているように、原作漫画に登場するイチローとは違い典型的な弱者を守る正義の戦士である。そのためか弱者=女子供には弱い。また物語後半では、善悪を判断する葛藤が存在しない自分に、悩みのようなものを持ち始めるシーンもあった。目には敵の正体を暴く透視光線や光線感知器(28話で使用)が装備されている。わずかな物音や電波を感知するゼロワンイヤー、ヘルメットから強烈な光を放つゼロワンズサン(27話で使用)も使用可能。体内からエネルギー発電機を取り出せる。
[編集] キカイダー01の能力・技
- ブラストエンド
- クロスした腕から光線を出す必殺技。20話では強化版のブラストエンドクラッシュを使用。
- ゼロワンドライバー
- 体を高速回転させ、複数の敵を倒す。1000トンの威力がある。ブラストエンドへの繋ぎ技として使用する事が多い。
- ゼロワンカット
- 手刀で敵を切り裂く。水平チョップは100トン、垂直チョップは300トンの威力がある。ゼロワンドライバーへの繋ぎ技として使用する事が多い。
- ゼロワンキック
- 500トンの威力があるキック。
- ゼロワンファイアー
- 上半身を発光させ、物体を炎上させる技。32話でインク爆弾の処理に使用。
- ゼロワンチョップ
- 手刀を当てる。変身前に使用、時計台に化けたキチガイバトを攻撃して暴いた。
- ブラストアタック
- ブラストエンドの遠距離版と思しき光線。38話でシャドウ郵便局にダメージを与えた。
- ブラストパワー
- 手から放つ光線。39話で空飛ぶ円盤を攻撃した。
- エアークラフト
- キカイダー同様、足のエアークラフトで飛行が可能。さらにブラストエンドのエネルギーを使用する事で高速飛行が可能で、こちらは39話と41話で使用。
- ズームアップ機能
- 目が飛び出して、20倍にズームアップする。
- ゼロワンタイフーン
- 体を高速回転させて敵の攻撃を弾く。朱ムカデの棘爆弾を弾いた。
- ゼロワンキャッチ
- 敵の飛び道具を素手でキャッチする。吸血コウモリのドラキュラ首や、人魚ロボットのボイン爆弾を受け止めた。
- ゼロワンリバース
- 22話で改造された子供を元に戻した技。さらに意識を回復させるダブルリバースも使用した。
- ゼロワングライダー
- 風に乗って飛行する。29話で落下の衝撃を抑えるために使用。
- ゼロワンネット
- ベルトから出すパラシュート付きネット。41話で空中戦艦から落ちてきた人々の救出に使用した。
- ゼロワンパワー
- パワーを全開する。22話で鎖を引きちぎった。
[編集] 01の仲間達
- キカイダー(スーツアクター:菊地敏昭、声:伴大介)
- 前作『人造人間キカイダー』の主人公。イチローの弟として、光明寺博士に製造された人造人間。01のピンチには度々登場し、キカイダー兄弟として活躍する。くわしくは人造人間キカイダーを参照。
- 全国行脚を続けているうち、ホテル通になっているらしい(8話など)。
- 01と力を合わせて、ダブルブラザーパワーという強力な光線技を放つが、この技はタイミングが狂えば自爆してしまう恐れがある。
- ジロー(演:伴大介)
- キカイダーの人間態。ギターを持って颯爽と現れる。
- ギルの笛を1000倍にパワーアップされ、(太陽光を遮断された)イチローと共にピンチに陥った時は、2人で右手で握手し、左腕を交差させて2人同時に変身する「クロスボディ・ダブルチェンジ」という能力で切り抜けた(6話で使用)。
- ビジンダー(スーツアクター:宇都宮公久、声:江川菜子)
- 30話から登場。大犯罪組織シャドウが開発した、悪の人造人間。マリ(ビジンダーの人間体)のブラウスの第3ボタンを外すと、水爆の起動スイッチが作動する。ボタンを外す行動を起こさせるために、体内に激痛回路が設置されている。
- 31話でイチローの手によって不完全な良心回路を備え、その後は01と共にシャドウに立ち向かっていくことになる。
- 背中に背負った小型のハープを弓矢のようにして使う。必殺技は、胸から放つビジンダーレザー。他にも、ハカイダーを跳ね飛ばす威力があるビジンダーキック、空中回転からキックを決めるビジンダーシュート(31話で使用)という技もある。ビジンダーレザーのエネルギーを使用する事で飛行も可能。エネルギーのほとんどを使用する事で、心臓停止した人間へのショック療法も可能(44話で使用)。
- 01とビジンダーがエネルギーを合わせて放つブラストレザーは、39話で空飛ぶ円盤を、41話で空中戦艦を破壊した。01、キカイダー、ビジンダーの必殺技を同時に繰り出す超必殺技キカイダー・トリプル・サークラインの威力も絶大。
- 専用バイクのビジンダーマシンはミサイルを2門装備している。
- マリ(演:志穂美悦子 モノローグ:江川菜子)
- ビジンダーの人間体。マリとしての人格はビジンダーとはやや異なっているようで、良心回路を搭載する以前から、(人間の)女性らしい慈愛の心を持つ。人間とロボットの間で苦悩する事も多い。
- その胸には小型水爆が内蔵されており、胸の第3ボタンを外すと起爆装置が作動する。
- (第45話にてワルダーの手により水爆は取り外される)
- アキラ(演:五島義秀)
- ハカイダー部隊に狙われる少年。実は、壊滅した「ダーク」の首領プロフェッサー・ギルの次男。その背中には、巨大人造人間「ジャイアントデビル」の心臓部の設計図が隠されている。
- リエコ(演:隅田和世)
- アキラを影から守る女性。ダークではアキラの乳母をしていた。変装の名人。イチローに好意を寄せるが、24話で自分がロボットである事を明かして爆死した(矛盾するエピソードが存在するが…)。
- ヒロシ(演:石井聖孝)
- 15話から登場した少年。ギルの長男。弟のアキラと同じく、背中にジャイアントデビルの設計図を隠し持つ。
- ミサオ(演:松本聖)
- ヒロシと共に、15話から登場した女性。ダークではヒロシの教育係として働いていた。ダーク壊滅後はスリをしてアキラと共に彷徨っていた。リエコの死後は、アキラの世話もするようになる。
- 百地頑太(演:久里みのる)
- 忍者「百地三太夫」の子孫を自称するフリーカメラマン。特ダネをものにしようとカメラを持ち歩いているが、いつも失敗しているドジな男。イチローやアキラからは「がんも」と呼ばれている。19話まで出演。
- 服部半平(演:植田峻)
- 前作『人造人間キカイダー』にも出演した名 (?)探偵。36、37話に出演し、ミサオの為にイチローに力を貸す。
- ダブルマシーン
- キカイダー01が乗るサイドカー。地上はもちろん、空中、水中、地中、宇宙空間まで飛行可能な万能マシン。最高時速は地上では500キロ、空中では800キロ(地雷が点火してから爆発するまでの間に、地雷原を通過できる)。
- 武器はフロント部に装備されたミサイル砲と、後部ウイングの噴射口から発射するゼロワンファイヤー(23話で使用。キカイダー01の技とは別物)。
- ベース車はジローのサイドカー後期タイプ(カワサキマッハIII250(マッハI) + サイドカー)。
[編集] ハカイダー部隊
復活したハカイダーが率いる殺人ロボット軍団。頂点に立つハカイダーがレッド、ブルー、シルバーの3人のハカイダーと無数のアンドロボットを率いる。「ハイル・ハカイダー!」という宣誓を合言葉にし、世界征服に必要なアキラ少年の秘密を手に入れようとするが、キカイダー兄弟の奮戦によって10話で壊滅する。
- ハカイダー(声:飯塚昭三)
- 前作においてダーク破壊部隊最後のロボット・白骨ムササビに倒されたが、プロフェッサー・ギルの頭脳を頭部に納めて復活。ダークの最高科学者3人の脳を埋め込み生まれたレッド、ブルー、シルバーの3体のハカイダーを従え、ハカイダー部隊を結成する。
- 01のハカイダーは(ファンからはギルハカイダーと呼ばれている。前ハカイダーとの外見上の相違点は顔のイナズマ模様と、胸当て部の四つの十字架)前作のように人間態であるサブローになることは無く(テレビランド等では、「サブローは処刑された」と説明されている)、サブローを演じた真山譲次の都合のためとも言われている。
ギルの頭脳を納めたのが影響してかニヒルな性格は失われており、世界征服とキカイダー兄弟の抹殺を目的とする。ハカイダー部隊が壊滅した後はシャドウに加入するが、01打倒を意識するあまり組織の命令に逆らうこともあった。20話で01に敗れた後、ビッグシャドウの手によって蘇生され、以後はシャドウに忠誠を誓う。
- 武器はハカイダーショット。周囲を暗雲に包むサタンダークネス、目を光らせての催眠術、ギルの悪魔笛も使用可能。四人衆のコンビネーション技であるハカイダー四段攻撃では四段・コンドル落としで止めを刺す。7話ではブラックドラゴンに変身し、炎を吐く火炎ドラゴン、サタンダークネスの暗雲から雷を放つドラゴンサンダー、ドラゴン百連銃で01に挑戦した。19話ではギルの亡霊を召喚、亡霊が持っていたエネルギー電池を使用して3倍にパワーアップし、新武器アイアンベルトを入手し、新技としてアウトローキック、マグマアッパー、ギロチン落としの強化版ギロチンフック、大車輪投げに似たハカイダーシュートを身につけた。シャドウの一員になってからは弱体化がはげしい。最終話ではビジンダーレザーによる爆死とロボット再生装置による復活を繰り返したが、最終的にキカイダー兄弟とビジンダーによるトリプルサークラインを受けて爆死した。
- レッドハカイダー(声:大宮悌二)
- ハカイダー部隊の幹部。胸当て部が赤色で「R」のマークがある。奇怪な笑い声を上げながら出現する。武器は連射式のミサイルボウガンだが、命中率はあまり高くない。ハカイダー四段攻撃では二段・オウム返しを受け持つ。人間に化ける能力も持つ。朱ムカデに変身すると、体をばらばらにしての攻撃や、棘爆弾が使える。9話で01のブラストエンドによって完全に破壊された。
- ブルーハカイダー(声:和久井節緒、依田英助)
- ハカイダー部隊の幹部。ボスの座を狙う野心家。胸当て部が青色で「B」のマークがある。電磁ムチを使用し、電磁ムチ地獄回しという技を繰り出す。ハカイダー四段攻撃では初段・ツバメ返しを受け持つ。青ワニに変身し、口を外して投げつける攻撃をしてくる。9話でレッドハカイダーと共にブラストエンドの直撃を受けて爆死した。
- シルバーハカイダー(声:渡部猛)
- ハカイダー部隊の幹部。クールな性格。胸当て部が銀白色で「S」のマークがある。武器は伸縮自在の電磁ロッドを使用、電子棒大車輪を繰り出す。この技は、イチローに電磁ロッドを奪われて、サタンダークネスの暗雲を払うために逆用された事もある。ハカイダー四段攻撃では三段・クジャク返しを受け持つ。10倍の能力を持った銀エビに変身すると、体をボール状に丸めて体当たりする技が使える。10話で01のブラストエンドを受けて爆死した。
- ガッタイダー(声:渡部猛)
- 7、8話に登場。ハカイダー四人衆が合体した姿。頭部に4つの脳を持ち、四人衆全ての武器を使用できる。必殺武器の死神ミサイル原爆砲の威力は絶大。他にもショルダーブーメラン、飛行能力、テレポートが使える。キカイダー兄弟を苦しめるが、ブラストエンドの直撃を受けてレッド、ブルー、シルバーの合体回路が破壊され、以後は合体不能となる。
- アンドロボット
- ハカイダー部隊の雑兵アンドロイド。専用の工場で大量生産されている。自我は持たず、ハカイダー四人衆の命令のままに行動する。イナズマナイフと呼ばれる槍状の武器を使って戦う。掛け声は「ハイル!」。
[編集] 世界大犯罪組織シャドウ
8話から行動を開始した、謎の怪人ビッグシャドウが率いるアンドロイドの犯罪組織。世界征服を目論んでおり、目的達成の為には手段を選ばない。シャドウ殺人部隊と呼ばれるロボット軍団を主戦力としており、月面基地まで持つ巨大組織である。
- ビックシャドウ(演:八名信夫、シルエット時の声:緑川稔)
- 大犯罪組織シャドウの首領。10話から登場。コンピューター・ブラックサタンによる1000万人殺人計画などの冷酷な作戦を実行する。当初はシルエットのみの登場だったが、20話で本体を現した。黒い仮面とマントをまとった怪人だが、その正体は不明。最終話で基地の崩壊と運命を共にした。
- シャドウナイト(声:今西正男→清川元夢→渡部猛)
- 8話から登場したシャドウの幹部。西洋風の甲冑と巨大な単眼が特徴。巨大な眼から放つ眼力破壊光線と、剣先から発射する光線デッドインパルスで01を苦しめる。27話で01に敗れ爆死。
- ザダム(声:鈴木泰明 & 細井雅男)
- 24話から登場。ビックシャドウが月面基地から呼び寄せた最高幹部。2体の悪魔型ロボットが合体したような姿をしている。強力な超能力でハカイダーを手懐けてしまうほどの力を持つが、太陽光が弱点。最終話では2体に分離してキカイダー兄弟と対峙したが、それぞれブラストエンドとデンジエンドを受けて爆死。ロボット再生装置によって復活、ハカイダーとの三位一体攻撃を仕掛けるが、キカイダー兄弟とビジンダーのトリプルサークラインを受けて再び爆死した。
- ワルダー(声:渡部猛)
- 37話から登場。01を破壊するためにビックシャドウが雇った謎の侍ロボット。頭部に殺人回路を持つ剣術の達人。だが、自分が納得しなければ行動することはない。善悪の判断ができないため、犬を善悪の判別をするものとして苦手意識を持っている。ビジンダー = マリに恋をしてラブレターを送ったりもした。武器は雷神村雨、風神村雨、機関銃や分銅杖にもなる超槍銃。敵を一刀両断するワルダーつばめ返しが必殺技。専用マシンとしてワルダーマシンを持つ。45話でビジンダーを救うべく自らのエネルギー回路を与えた後、ビジンダーに助けられた01に最後の勝負を挑み、朝焼けの中で散っていった。
- シャドウ殺人部隊
- シャドウの作戦を遂行するロボットたち。ほとんどのロボットに背番号が書かれている。動物や妖怪をモチーフにしたものが多い。
- シャドウマン
- シャドウの戦闘員ロボット。変身能力を持ち、潜入工作も得意としている。シャドウマンのマスクはアンドロボットのマスクを再塗装したもので、武器もイナズマナイフと同じ形状である。掛け声は「ギラ!」。
[編集] スタッフ
- 原作:石ノ森章太郎
- 企画:平山亨、吉川進
- 脚本:長坂秀佳、滝沢真理、押川国秋、島田真之、今村文人、曽田博久
- 監督:永野靖忠、畠山豊彦、今村農夫也、今村文人、松村昌治
- 音楽:渡辺宙明
- 技斗:三島一夫
- ナレーター:岡部政明
[編集] 主題歌
[編集] 放送リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場アンドロイド |
---|---|---|---|
1973/5/12 | 1 | 無敵!! 人造人間ゼロワン誕生!! | ― |
5/19 | 2 | ハカイダー四段攻撃とは何か!? | ― |
5/26 | 3 | 帰ってきたジロー キカイダー | ― |
6/2 | 4 | 怪奇! 幽霊ロボット消滅!? | 銀エビ(声:渡部猛) |
6/9 | 5 | 恐怖! 青ワニ島で卵が笑う!! | 青ワニ(声:依田英助) 朱ムカデ(声:大宮悌二) |
6/16 | 6 | 魔術師対ゼロワンの秘密能力!! | 朱ムカデ(人間態演:宮口二郎) |
6/23 | 7 | 落雷! 機能低下のゼロワン直撃 | ブラックドラゴン(声:飯塚昭三) ガッタイダー |
6/30 | 8 | イチロー危機! 四人衆合体!! | ガッタイダー |
7/7 | 9 | 大犯罪組織シャドウ出現の怪!! | 赤面ガメ(声:大宮悌二) |
7/14 | 10 | 大首領ビッグシャドウの怪奇!? | 赤面ガメ |
7/21 | 11 | 怪談 地下秘密基地の幽霊女 | 赤面ガメ 幽霊女(声:京田尚子) |
7/28 | 12 | 怪談 墓場の化猫呪いの生首 | 化猫ロボット(声:渡部猛) |
8/4 | 13 | 怪談 妖怪ロクロ首の挑戦 | シャドウロクロ |
8/11 | 14 | 怪談 ギルの亡霊が地獄で呪う | お岩フクロウ(声:島田彰) |
8/18 | 15 | 爆発 ジャイアントデビルの秘密 | 死神ロボット(声:和久井節緒) |
8/25 | 16 | 恐怖! ミイラ男のニトロ爆弾 | シャドウミイラ(声:増岡弘) シャドウゴーレム(声:大宮悌二) |
9/8 | 17 | 大巨編!! 恐怖の巨人デビル始動 | コムソウドクロ(声:増岡弘) |
9/15 | 18 | 史上空前絶後!! 人造人間大爆発 | ジャイアントデビル |
9/22 | 19 | キングインデアン必殺の呪文!! | キングインデアン(声:はやみ竜次) |
9/29 | 20 | 大狂乱シャドウ首領の正体判明 | ― |
10/6 | 21 | 吸血の館 美人女子寮の恐怖!! | 吸血コウモリ16号、17号、18号(声:大宮悌二) |
10/13 | 22 | 本日の特別授業は殺人訓練?! | サソリストロング(声:梅津栄) |
10/20 | 23 | 悪魔のヒトデ女 人類絶滅寸前! | シャドウ鬼ヒトデ1号(声:和久井節緒)、2号(声:増岡弘) |
10/27 | 24 | 悪魔の業!? 地球ブタの惑星計画 | マッドピッグ104、105(声:岩名雅記) ピッグマン |
11/3 | 25 | 悪魔の子ザダム 月世界基地発進 | - |
11/10 | 26 | 南紀の死斗!! ザダム超能力発揮 | テングムササビ |
11/17 | 27 | 秘境の激戦!! ザダムの地獄の罠 | 地獄河童、水爆河童(声:島田彰) |
11/24 | 28 | 狂った町 恐怖の人魚姫大逆襲 | 人魚ロボット(声:小林千枝) |
12/1 | 29 | 赤鬼青鬼 恐怖の100億V!! | ライジーン・プラス(声:清川元夢) ライジーン・マイナス(声:依田英助) |
12/8 | 30 | 悪魔? 天使? ビジンダー出現 | 公害ナマズ(声:西尾徳、人間態演:富田仲次郎) |
12/15 | 31 | 哀れ人造人間ビジンダー爆死 | - |
12/22 | 32 | 地獄に呼ばれるビジンダー | インクスミイカ(声:和田周) |
12/29 | 33 | 非情 子連れゴリラの涙・涙 | ビッグゴリラ(声:渡部猛) ミニゴリラ(声:青森伸) ビッグゴリラ2世(声:渡部猛) |
1974/1/5 | 34 | 呪いの大時計ビジンダー危機 | キチガイバト(声:和久井節緒) |
1/12 | 35 | 振袖娘ビジンダー地獄絵巻 | キモノドクガ |
1/19 | 36 | 四次元の怪 恐怖のタイム旅行 | シャドウ忍者部隊 |
1/26 | 37 | 剣豪 霧の中から来たワルダー | - |
2/2 | 38 | 必殺の仕掛 血闘三つ巴! | - |
2/9 | 39 | 強敵宇宙人は空飛ぶ円盤で来る | 宇宙人ロボット(声:島田彰) |
2/16 | 40 | 脱出!! 冷凍ビジンダー危機一髪 | - |
2/23 | 41 | 天下無敵 空中戦艦大爆破!! | サタン(声:岩名雅記) |
3/2 | 42 | 同志討ち 火を噴く影法師銃 | 影法師ロボット、ゼロワン影、ビジンダー影、ワルダー影 |
3/9 | 43 | ビジンダーに恋した若者 | アクアラングマン |
3/16 | 44 | ビジンダーの美しく悲しき別れ | - |
3/23 | 45 | サムライワルダー暁に死す | 浪人武士ロボット |
3/30 | 46 | よいこの友達 人造人間万才! | - |
[編集] 備考
- 『仮面ライダー555』に登場するローズオルフェノクとラッキークローバーは、それぞれハカイダーとハカイダー四人衆の怪人体をモチーフにデザインされている。
- 34話に登場する敵ロボットが「キチガイバト」だが放送禁止用語である「キチガイ」を名前に使ったロボットを登場させた事が再放送が見送られる原因となった。
- 35話でパン屋の店員役として若き日の小林幸子が出演している(この時の芸名は小林さち子)。
[編集] 関連項目
NET系 土曜20時台前半 | ||
---|---|---|
前番組 | キカイダー01 | 次番組 |
人造人間キカイダー | めしはまだか! ※20:00 - 20:55 |