長坂秀佳
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長坂秀佳(ながさか しゅうけい、1941年11月3日 - )は、脚本家、小説家。本名は秀佳(ひでか)。
愛知県豊川市出身。愛知県立豊橋工業高等学校機械科卒業後、上京しプラスチック工場で働いた後に東宝撮影所に入社する。
1966年、「NHKシナリオコンクール」で『ものを言う犬』が佳作に入選したことをきっかけに、フリーの脚本家となる。主な作品に『特捜最前線』『華の嵐』『人造人間キカイダー』『快傑ズバット』『小説吉田学校』(映画)など。 1989年『浅草エノケン一座の嵐』で第35回江戸川乱歩賞を受賞。 ゲームソフト『弟切草』『街 ~運命の交差点~』の原作・脚本なども手がけている。
独創的なアイデアと常識を逸脱した人物描写で数々の作品を世に送り出した。
目次 |
[編集] 脚本
[編集] テレビ
- 人造人間キカイダー(1972年)
- キカイダー01(1973年)
- 仮面ライダーX(1974年)
- 日本沈没(1974年)
- 少年探偵団 (BD7)(1975年)
- アクマイザー3(1975年)
- 忍者キャプター(1976年)
- 超神ビビューン(1976年)
- 円盤戦争バンキッド(1976年)
- 快傑ズバット(1977年)
- 小さなスーパーマン ガンバロン(1977年)
- 特捜最前線(1977年)
- 透明ドリちゃん(1978年)
- スターウルフ(1978年)
- UFO大戦争 戦え! レッドタイガー(1978年)
- 恐竜戦隊コセイドン(1978年)
- ぼくら野球探偵団(1980年)
- 華の嵐(1988年)
- 都会の森(1990年)
- 七人の女弁護士(1991年)
- ジュニア・愛の関係(1992年)
- 西村京太郎サスペンス・十津川警部シリーズ(1992年~)
- 竜馬がゆく(1997年、上川隆也版)
- 竜馬がゆく(2004年、市川染五郎 (7代目)版)
- 天下騒乱(2006年)
[編集] 映画
[編集] ゲーム
- 弟切草(1992年)
- 街 ~運命の交差点~(1998年)
- 彼岸花:PS2(2002年)
- 彼岸花:GBA(2002年)
[編集] 小説
[編集] 逸話
『人造人間キカイダー』は途中からの参加だったが、終盤においてハカイダーという名悪役を登場させ、特撮史上に大きな功績を残した。また、続編『キカイダー01』の序盤に登場したハカイダー4人衆は、『キカイダー』の撮影現場にハカイダーの予備スーツがあるのを見た長坂が「勿体無いから予備も使おう」とアイデアを出したことから登場が決まったものである。
『快傑ズバット』では全32話中30話を執筆しているが、2話分だけ別人が担当したのは「1年続くと思っていたので、一人では全部書けないと思ったから」とのこと。しかし、作風の違いが目立ったため、残りは自分で書くことになった。結局32話で終了したため「そうと分かっていれば全部自分で書いた」とも語っている。