クレメント・アトリー

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**クレメント・アトリー**

在任期間:	1945年 7月27日-1951年 10月26日
前首相:	ウィンストン・チャーチル
次首相:	ウィンストン・チャーチル
生年月日:	1883年 1月3日
没年月日:	1967年 10月8日
出身地:	ロンドン
所属政党:	労働党

クレメント・アトリー（Clement Richard Attlee, 1883年 1月3日 - 1967年 10月8日）は、イギリスの政治家である。首相（在任1945年 - 1951年）。労働党党首（1935年 - 1955年）。ラムゼイ・マクドナルド以来二人目の労働党出身の首相で同党出身の首相として初めて4年の任期をまっとうできただけでなく、任期中に議会で過半数の議席を得ることができた首相でもある。

[編集] プロフィール

ロンドン出身。オックスフォード大学卒業後弁護士となり、ロンドンのスラム街にあったセツルメントに関わる。第一次世界大戦に出征するも負傷し、除隊後は政界に転じる。1919年には労働党出身者初の首長としてステファニーの市長となった後、1922年の総選挙に初めて立候補する。かつて関わりのあったロンドンのスラム街を地盤として選挙戦を戦い、見事下院議員となる。1924年にマクドナルドが内閣を組織した際には陸軍次官を務める。その後、逓信相、労働党下院代表などを経て、1935年に引退するジョージ・ランズバリーの後任として労働党党首となる。第二次世界大戦中、ウィンストン・チャーチルの挙国一致連立内閣では副首相、王璽尚書として入閣し、1945年 5月23日の連立解消まで務めた。

1945年の総選挙

第二次世界大戦後初の総選挙は1945年 7月5日に投票が行われ、26日に開票が行われた結果、以下のような結果となった。

保守党：8,656,966票、193議席
労働党：11,567,996票、381議席
その他政党：3,883,696票

保守党はチャーチル、アンソニー・イーデンら6名の閣僚が当選したものの、残りの閣僚は全員落選する事態となった。また、181議席を失った。チャーチルはポツダム会談参加中であったが、7月25日のポツダム宣言発表後直ちに帰国。翌26日に内閣総辞職した。

首相就任後ただちにポツダム会談に参加（8月2日に終了）。首相在任中は、第二次世界大戦で疲弊したイギリスの戦後復興を推進、労働党の公約であった基幹産業の国有化と「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれる社会保障制度の確立を行い、社会主義政策を矢継ぎ早に実現していった。また、アジアにおける長年のイギリスの植民地であったインド、セイロン、ビルマの独立を承認した。

1955年12月に労働党党首を辞職。爵位を授かり（初代アトリー伯兼プレストウッド子爵）、以後は貴族院議員となる。

[編集] 関連項目

ヨシフ・スターリン

[編集] 参考文献

朝日新聞・昭和20年7月28日付

前党首: ジョージ・ランズバリー	イギリス労働党党首一覧 1935-1955	次党首: ヒュー・ゲイツケル
前首相: ウィンストン・チャーチル	イギリスの首相一覧 1945-1951	次首相: ウィンストン・チャーチル