グエン・タン・ズン
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Cộng Hoà Xã Hội Chủ Nghĩa Việt Nam ベトナム |
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グエン・タン・ズン(ベトナム語:Nguyễn Tấn Dũng, 漢字:阮晋勇, 1949年11月17日 - )は、ベトナムの政治家。南部のカマウ省生まれ。ベトナム戦争時には南ベトナム解放民族戦線で活動した。1991年共産党中央委員、1995年内務省次長、1996年党政治局員、政治局常務委員、1997年から第一副首相、政治局常務委員会の廃止により引き続き政治局員。2006年6月27日に国会で首相に指名され、グエン・ミン・チェット(阮明哲)国家主席によって任命された。40代で党中枢に抜擢され、長らく前首相ファン・ヴァン・カイ(潘文凱)の後継者と目されていた人物である。
[編集] 日本との関係
一部報道では親中派で日本に対する関心が低い、或いは「日本嫌い」と伝えられていたが、2006年10月19日、日本の皇居・宮殿にて、公式訪問中のズン首相夫妻は天皇・皇后両陛下と会見。16世紀に栄えた日本人町が話題に上り、陛下が今の状況を尋ねると、ズン首相は「世界文化遺産になっています。両陛下に是非ベトナムを訪問していただき、その際に見て下さい」と答えたという。
また同日、安倍晋三首相との初の首脳会談を行い、2007年1月に日越間の経済連携協定(EPA)交渉を正式にスタートさせることで合意した。ズン首相は会談で、日本政府による開発援助(ODA)と日本企業の投資環境整備のための支援に感謝の意を表明し、「日本はODA、貿易、投資のいずれの面でも常にベトナムの最重要パートナーだ」と述べている。
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