ケンタロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケンタロス | |
---|---|
全国 カイロス - ケンタロス (#128) - コイキング |
|
ジョウト キリンリキ - ケンタロス (#148) - ミルタンク |
|
ホウエン ブーバー - ケンタロス (#285) - ラプラス |
|
全般 | |
英語名 | Tauros |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | なし |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | あばれうしポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 1.4 m |
重さ | 88.4 kg |
特性 | いかく / いかりのツボ |
ケンタロスは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター (モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
野生の闘牛がモチーフ(英語版の絵を参照)。非常に気性が荒い。♂のみが知られ、同様に♀ばかりのミルタンクとは同種であるという説もある。3本の尻尾でムチのように体を叩いて加速する。群れのボスの角は傷だらけ。
[編集] ゲームでのケンタロス
初代では捕まえづらい上にゲーム内で使用するトレーナーも少ないので影の薄いポケモンだったが、次第にそのパワーやスピード、多彩な技が注目されるようになり、その実力から多くのプレイヤーがエースとして使った。その実力が広く知られるようになったきっかけはテレビ東京系「64マリオスタジアム」で行われていたポケモンの大会であり、当初ノーマークだったケンタロスが「はかいこうせん」を中心とした強力な攻撃で対戦者を圧倒した。
以降、第1世代(GB期)の全国大会では大人気で、1997年では決勝進出者15名の内13名が、1998年では実に決勝進出者7名全員が使用した。「ポケモンスタジアム」で彼らと戦うと、その使用頻度と戦闘能力の高さに驚かされるだろう。 覚えることが出来る技も強力なものが多く、なお金銀より何故か「なみのり」を覚える。
金銀版以降は特殊攻撃力が下がる、「はかいこうせん」が弱くなるなど全盛期のような戦い方はできなくなったが、パワーとスピードは健在の上、能力的に相性の良い「こだわりハチマキ」の登場や、とくせいの「いかく」によって第一線級のポケモンであることに変わりはない。威力が強化された「すてみタックル」を覚えさせるトレーナーが多い。また、金銀時代では「つのドリル」「じわれ」といった一撃必殺技を習得させたギャンブル性の強いケンタロスも大会で見られた。 ダイヤモンド・パール版では岩タイプの「ストーンエッジ」、天敵の格闘タイプのポケモンや、ゲンガーに有効な「しねんのずつき」等、物理攻撃のバリエーションが増え、若干強化された。
ニンテンドウカップ2000では絶対に優勝するという気持ちでニックネームを付けられたと言う「ビクトリー」が強力な攻めを武器に全国決勝まで勝ち上がり、その全国決勝でもハッサムのバトンタッチの効果もあり圧倒的に攻めで勝ちは決まったかに見えたが、ヘラクロスにきあいのハチマキで持ちこたえられ、ケンタロスを含む3匹のポケモンが倒され優勝には届かなかった。 きあいのハチマキで持ちこたえる可能性はあまり高くなく、悲劇の敗北だったと言える。
[編集] アニメでのケンタロス
無印第35話、サファリゾーンの回にて初登場。サトシとタケシがサファリゾーンに入って最初に捕獲したポケモン。次にサトシがサイホーンを捕獲しようとしたが、ケンタロスの群れが横切ってその内一頭が捕まり、2体目をゲット。終わってみればケンタロス30頭がオーキド研究所に送られる羽目となった。その後はオーキド研究所の庭を走り回り、1回だけ群れで突進してロケット団を撃退した事がある。時折屋内でも暴走している模様。ベトベトンと共にオレンジリーグ、ジョウトリーグに出場。バトルフロンティア編ではバトルタワーのリラとのバトルにも参戦した。前述の通り、ゲームでは捕まえづらいので、30匹ゲットは非常に珍しいことである。「じわれ」が得意技。
[編集] ポケモンカードでのケンタロス
ポケモンカードゲームでは、ケンタロスは無色タイプのたねポケモンとして扱われている。HPは70である事が多く、弱点は闘タイプで、抵抗力は超タイプ。ただし、ポケモンカードe以降は抵抗力を持っていない。攻撃力は高い方だが、自分にも被害を及ぼす技を持つ。
初登場はポケットモンスターカードゲーム拡張パック第二弾「ポケモンジャングル」で、無色タイプとして収録された。その際のレアリティは◆。 自分を混乱状態にする恐れがあるワザ、「いかりくるう」を覚えていた。また、このときのケンタロスだけがHPが60である。
ジム拡張第二弾拡張パック「闇からの挑戦」ではカツラのポケモンとして収録された。その際のレアリティは●。 自分に悪影響を及ぼすワザ、「ぜんりょくとっしん」を覚えていた。
ポケモンカードe第一弾拡張パックでは、無色タイプとして収録された。その際のレアリティは●で、コレクションナンバーは030。 自分がダメージを受けるワザ、「とっしん」を覚えており、もう片方のワザ、「つのでつつく」も50%の確率で失敗するワザだった。
ポケモンカードゲームADV第三弾拡張パック「天空の覇者」では、無色タイプとして収録された。その際のレアリティは★で、コレクションナンバーは071、ホログラム入りのレアカードだった。 ワザ、「つきくずす」は場のスタジアムカードをトラッシュできる優れもののワザだったが、「いかりくるう」は初登場時のワザを継承したもので、50%の確率でこんらん状態に陥ってしまう。