ゲシュタルト (バンプレストオリジナル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲシュタルトとは、スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONシリーズに登場するバンプレストオリジナルの機動兵器で、リアルロボットに分類される。
目次 |
[編集] 概要
ウォン重工業が開発した新機軸の人型機動兵器。ゲシュタルトとは「Global Expanded Stamp out Tactics works ALTogether(同時行動型・強化統合掃討戦術システム)」の略。元DC技術者ヴィルヘルム・フォン・ユルゲン、ジジ・ルーが開発に携わっている。
[編集] 採用技術
[編集] AMNシステム
Armord Module Networkの略。ODEシステムのプロト版でミロンガに搭載されている。1機のAMが得た戦闘データを迅速かつ正確に他機に伝達し共有する。パイロットと機体をダイレクトリンクさせる機能も備わっていて高レベルになるほどパイロットと機体の相互情報交換の量とスピードがアップするが脳への負担もあがる。本来パイロットを機体の一部にするものではなく人的損害を防ぐはずだったが実際には逆にパイロットを生体端末にしなければ真の力を発揮できず、その欠点をDC時代のエルザムとシュウに見抜かれていた。DC副総帥アードラー・コッホの横槍によって不採用にされる。
[編集] ODEシステム
L5戦役で家族を失ったユルゲン博士が良心を捨て去りパイロットを生体端末にする事で交戦したパイロットの癖を学習し全てのODEシステム搭載機へ転送、共有する。本来コクピットである部分の中は人間の遺体と緑色の液体が詰められている。戦う度にデータが収集されていくため、一度使った戦法が通用しない。しかし弱点としてサイフラッシュ、サイコブラスターのような全周囲型のMAPWは回避が困難(加えて同時に複数が撃墜されるため、ODEシステムの最大の売りである攻撃パターンの学習と共有ができない)。さらにODEシステムによる全人類の意思の統合がユルゲン博士の最終目的にも拘わらず、人間自体が意思の共有に向いていないという致命的な欠点を抱えていた。シュウはこれらの欠点を見抜いていたようで、アードラーの横槍が無くても同等の天才であるビアン博士も見抜いていた可能性は高い(実際、「総合的な問題」からODEシステムを不採用にしたのはビアン本人だった)。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ミロンガ
ミロンガ MIRONGA |
|
---|---|
形式番号 | VTX-000 |
分類 | 人型 |
所属 | ウォン重工業 |
開発 | ジジ・ルー |
製造 | ウォン重工業 |
生産形態 | 試作機 |
MMI | AMNシステム ODEシステム |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | カイル・ビーン |
[編集] 機体概要
本来出すべきであるバルトールの完成が間に合わなかったため、やむを得ず新型機セレクションに参加させたバルトールのプロトタイプ。
高性能のテスラ・ドライブを搭載し、高い運動性と機動性を誇る(ラトゥーニは「回避力はフェアリオン以上かも」と語っている)。さらにユルゲン博士がDC時代に研究・開発していたAMNシステムを標準搭載。(カイル・ビーン搭乗機など一部の機体はODEシステムも搭載している。)
[編集] デザイン
[編集] 劇中での活躍
- OGシネマCD
- セレクション自体は出来レースであり、どんな結果であろうとバルトールが次期量産配備機体になることが決まっていた。運動性を重視したため装甲が貧弱な物となっているのだが、新型機セレクションの模擬戦では試作型のほうが高性能の“お約束”は健在で、バルトールの攻撃をまったく受け付けなかったグルンガスト参式をボロボロにした。もっともその模擬戦の際にパイロットは死亡している。
- OGS
- OG2終了後のシナリオに登場するといわれているが、詳細は不明。
[編集] バルトール
バルトール BARTOLL |
|
---|---|
形式番号 | VTX-001 |
分類 | 人型 |
所属 | ウォン重工業 |
開発 | ジジ・ルー |
製造 | ウォン重工業 |
生産形態 | 量産機 |
MMI | ODEシステム |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ジジ・ルー ラミア・ラヴレス アラド・バランガ ゼオラ・シュバイツァー ラトゥーニ・スゥボータ クスハ・ミズハ |
武装 | マシンキャノン ビームソード ミサイルランチャー |
特殊装備 | 拘束アーム スタンスティック ナックル アンカー 鞭 |
[編集] 機体概要
ウォン重工業が開発した次期量産配備予定の高性能新型機。
ODEシステムの搭載により交戦したパイロットの癖を学習し全てのODEシステム搭載機へ転送、共有する。戦う度にデータが収集されていくため、一度使った戦法が通用しない。後にラミアが生体コアとして詰め込まれたため、彼女の戦闘データがバルトールの全機体で共有され、ハガネのPT部隊を苦戦させた。
本来コクピットである部分の中は裸にされた人間の遺体と緑色の液体が詰められている。 ラミアの場合、生きた状態兼裸で詰め込まれている。 また、ラミアの次にクスハ、ゼオラ、ラトゥー二達もバルトールに容れられるが、彼女達の場合は、ラミアの手によってただ単に、乗せられる。 これらの事から、おそらくは、クスハ、ゼオラ、ラトゥーニも予定としてラミア同様に裸にされて詰め込まれるはずだったのかもしれない。
[編集] デザイン
[編集] 武装
- 各機装着のオプションパーツ
-
- ラミア機……相手を束縛するクレーン状のアーム
- クスハ機……相手に電気ショックを与えるスタンスティック
- アラド機……巨大なナックル
- ゼオラ機……巻尺状のアンカー
- ラトゥーニ機……シールドとしても運用できる鞭
[編集] 劇中での活躍
- OGOVA
- 「火力とスピードがこれまでの敵とは段違い」と言われているが、運動性はともかく火力のほうは通常の量産型機と変わらない武器(確認されたのは内蔵式のビームソード、ミサイルランチャー、マシンキャノン)で特機であるグルンガスト参式や重PTといえるアルトアイゼン・リーゼはともかく、装甲の脆弱なヴァイスリッターにかすり傷をつけることすら出来なかった(量産型ヒュッケバインMk-IIは容易く撃墜しており、このことから冗談めかして「主役PTは装甲がフル改造されてる」ともいわれる)。ただし拡張性はあるらしくOVA最終巻ではアラド達が乗る機体には何らかのオプションパーツが装備されている。
- OGS
- ミロンガと同じく、OG2終了後のシナリオに登場するらしく、ゲーム雑誌などの画面写真に小さく写っているところが確認できる。
|
|
---|---|
第○次シリーズ | 第2次/G - 第3次 - EX - 第4次/S - LOE - F/完結編 - CB |
αシリーズ | α/DC版 - α外伝 - 第2次α - 第3次α |
COMPACTシリーズ | COMPACT/WSC版 - COMPACT2/IMPACT - COMPACT3 |
任天堂携帯機単発 | 初代 - A - R - D - J - W |
単発 | 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO - SC |
OGシリーズ | OG1 - OG2 - OVA - OGS - DW - 龍虎王伝奇 |
バンプレストオリジナル | 用語 - 機動兵器一覧 - キャラクター一覧 |
その他 | 参戦作品一覧 - システム - スクランブルギャザー |