スーパーロボット大戦GC
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | ゲームキューブ |
開発元 | アトリエ彩 エーアイ |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | 8cm光ディスク |
発売日 | 2004年12月16日 |
価格 | 8,190円(税込) |
対象年齢 | 全年齢 |
『スーパーロボット大戦GC』(すーぱーろぼっとたいせんじーしー)は、バンプレストのシミュレーションRPG。スーパーロボット大戦シリーズの一つ。DC版スーパーロボット大戦α以来の戦闘シーンがポリゴンで表示された作品である。2004年12月16日、ゲームキューブ向けに発売。通常シナリオ全59話、サブシナリオ全20話。ルート分岐は一切無く、シナリオは一本道である。後に『スーパーロボット大戦XO』として移植された(後述)。
目次 |
[編集] 登場作品
- 超獣機神ダンクーガ
- 銀河旋風ブライガー
- 銀河烈風バクシンガー
- 銀河疾風サスライガー
- 絶対無敵ライジンオー
- 蒼き流星SPTレイズナー
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士Zガンダム
- 機動戦士ガンダムZZ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 無敵ロボトライダーG7
- 最強ロボダイオージャ
- 重戦機エルガイム
- 機甲戦記ドラグナー
- マジンカイザー
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
- 未来ロボダルタニアス
- バンプレストオリジナル
新規参戦作品は『絶対無敵ライジンオー』、『銀河烈風バクシンガー』、『銀河疾風サスライガー』、『最強ロボ ダイオージャ』、OVA版『マジンカイザー』の5作品。また、『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』、『未来ロボ ダルタニアス』は家庭用機初参戦。今回ゲッターに続きマジンガーもOVA版が使用される事になった。また、『機動戦士ガンダム』が久々に参戦し、原作を再現したシナリオも多い。
[編集] システム
本作では、幾つか特徴的な新システムが搭載されているが、フロントミッションの類似点を指摘されている。
- ダメージ部位制
- 「HEAD(頭)」「ARMS(腕)」「LEGS(脚)」「BODY(身体)」の4点それぞれに独立したHPが割り振られている(戦艦や戦闘機の場合は、CONTROL・WEAPON・ENGINE・BODYとなる)。BODYのHPが残っている限り戦闘を続行する事ができるが、それぞれの部位に一定以上のダメージを受ける度にその部位に関連した機体性能(HEADなら命中率、LEGSなら移動力等)が削られ、破壊されるとその部位を利用した、搭載された武器が使用不可となる。これにより、強力な機体・武器を保持した敵と対峙した時の戦略性が増したと言える。尚、BODYにダメージを与えた場合、そのダメージの10%をBODY以外の部位に与えることができる。既に部位が破壊されている場合はダメージの10%がBODYに上乗せされるので、予め3つ全ての部位を破壊すれば30%増しのダメージを与えられる。
- 敵ユニット捕獲
- 上述のダメージ部位制を利用し、BODY以外の部位を全破壊すると戦艦で捕獲が出来るようになる。捕獲すると撃破した時に得られる経験値や資金は得られないが、自軍の機体として運用できるようになる(これもFRONT MISSION3のシステムに酷似している)他、解体して資金(撃破時の2倍)や強化パーツに還元することが出来る。また、捕獲機体を改造した場合、解体時に全額改造費が返ってくる為、より基本性能が高い機体へと弾力的な運用が可能となっている。
- サイズ差特性
- ダメージ部位制と関連し、S~LLまで存在するサイズ差による攻撃力と回避率の調整以外に制約が設けられている。まず、2段階以上大きい機体に攻撃する際は、本来のHPであるBODYを最初から選べず、それ以外の部位を全部破壊しなければBODYを攻撃する事ができない。逆に自分より1段階以上大きい機体でないと、BODY以外の部位を攻撃する事ができない。但し、精神コマンド「狙撃」を使うか、特殊技能「狙い撃ち」を持っていればサイズに関係なく全ての部位を攻撃する事ができる。
- また、使用武器自体にサイズ差の制限があるものがあり、それらの武器は攻撃対象となる敵が自分より2段階以上小さいと使用することが出来ない。
- スキルエース
- 既存のシリーズにある撃墜数ボーナスをさらに発展させたシステム。全部で7種類あり、それぞれの名称に関連する一定の条件を満たすと追加され、キャラクターのパラメータにボーナスが付く。これにより同じパイロットを使い続けるとより有利になる。
- サブシナリオ
- 従来の作品はひたすらシナリオを進めていく事しかできなかったが、何度でも繰り返しプレイ可能なサブシナリオが存在する。これはプレイするしないは全く自由であるが、経験値や資金を稼ぐことができ、スキルエース等のキャラクター育成を突き詰める事が出来るようになった。また、サブシナリオを通らないと登場しないキャラや、隠し武器、隠しユニットが手に入ることもある。
[編集] スタッフ
[編集] 問題点
全く新しいシステムが搭載された本作だが、それと同時に多数の問題点も存在する。
[編集] ポリゴンの必要性
ダメージ部位制により部位破壊が可能となった為、多くのファンはポリゴンである事を利用し、破壊されたユニットが戦闘シーンに反映されると考えていた。しかし実際は全く見た目の変化は存在せず、数字上のみの問題であった。一方サイズ差は、SPT(Sサイズ)<モビルスーツ(Mサイズ)<モビルアーマー(Lサイズ)・スーパーロボット(Lサイズ)<戦艦(LLサイズ)というように、種類ごとにはある程度は表現(SPTがモビルスーツの半分のサイズにはなってないが、2まわりほど小さい)されているものの、18mと30m弱のモビルスーツや、Mサイズと一部のLサイズのスーパーロボットが大差ない大きさで描かれていた。また、自由に視点を変えられるポリゴンであるので、2Dのドット演出と違いカメラワークが複数ある武器はあるものの、ケンプファーのチェーンマインなど、一部の機体の武装が削除されるなど、その出来も決して良いとは言えるものではなかった。またライジンオー、ダルタニアスなどの合体系ユニットの合体デモが「ただの一枚絵」で表現されるなど、ポリゴンである必要性がなく只の手抜きと批判が出た。(XOでは完全新規で作られている)
[編集] 武器改造の問題
既存のシリーズでも改造による成長率の違いが存在し、弱い機体は後々伸びるよう多くのファンが楽しめるような工夫をなされていたが、本作ではその点のバランス調整が考慮されていないのではと疑いたくなる点がある。本作の改造は、機体改造は全ての機体が最初から最後まで同一割合での上昇、武器改造は絶対値で上昇し、大・中・小・MAP兵器用の極小の4種類の上昇パターンがあるという「D」などと同じ方式だが、「D」では攻撃力の高い機体の方が上昇値も高かったが、本作では逆に攻撃力の低い機体の方が上昇値が高くなっている。これが意図した物なのかミスなのかは不明だが、攻撃力の低い機体の方が改造限度数が多く、改造費用が安いというのは変わっていないので、結果として主役機体・高性能機体より捕獲運用可能な機体や型遅れの機体の方が最大攻撃力が高くなる事がある。
それ以上に問題だったのが、「レイズナー」→「強化型レイズナー/レイズナーMk.II」の乗り換えの場合、後継機の方が攻撃力の上昇値が低いので一定以上の改造を施していた場合、乗り換え前の方が最大攻撃力が高いという逆転現象が起きてしまい、その奇妙な上昇値と共に大きな批判を生んだ。ちなみに、「陸戦型ガンダム」→「Ez8」と「リフター付きのドラグナー」→「カスタム化されたドラグナー」の乗り換えでも上昇値は低くなるが、より強力な武装が追加されるので最大攻撃力は後継機の方が高い。スーパーロボットの場合は上昇パターンが乗り換え前から小になっているので、この現象は起きない。乗り換え後の後継機ではないが、「エルガイムMK-II」は「エルガイム」より上昇値が低いが、初期攻撃力が高いのでフル改造を施しても最大攻撃力は「エルガイムMK-II」の方が高い。
[編集] 差の無い攻撃力の問題
本作の主役スーパーロボットの最強武器の攻撃力は、それぞれ初期状態では4800か5000、フル改造で共に6150になっている。機体間格差をなくし、平均化を目指した結果であろうが、機体運用は単純に攻撃力のみで決まる訳ではなく、原作の強さを無視し没個性化を招いたと批判された。結局、「攻撃力が高い」という要素が削られることとなり、燃費が良くあらゆる局面で使い勝手が良い機体、最終攻撃力が上乗せされる技能を持つ機体が重宝され、機体間格差は変わらずよりいびつなバランスとなって表れた。そして前述の通り、脇役スーパーロボットの方が上昇値が高いので、結果として最終的には主役スーパーロボット以上の攻撃力を誇る機体も現れ、さらなる批判を生み出した。
[編集] 補足
発売記念と購入者特典としてファミコンミニ版『第2次スーパーロボット大戦』(非売品)のプレゼントキャンペーン(抽選で2000名)が2004年12月16日から2005年1月31日まで行われていた。
『無敵ロボ トライダーG7』は竹尾ワッ太演じる間嶋里美が条件付で復帰したことで『新スーパーロボット大戦』の代役(伊倉一恵)から原作の配役に戻った珍しいケースである(他はやはり『新スーパーロボット大戦』に代役で、『α』で元に戻ったVガンダムのユカ・マイラス(声優:田中敦子)がいる)。
[編集] CM
ナレーションは2バージョンあり1人が『ダイオージャ』のミト王子やダルタニアスの剣人などを演じた古川登志夫、もう1人が『ライジンオー』の仁を演じた松本梨香が担当する。なお、余談だが松本Verのファミコンミニ版『第2次スパロボ』のキャンペーンの告知において彼女は自身の持ちキャラである『ポケットモンスター』のサトシ風に「ファミコンミニ、ゲットだぜ!」と発言している。
[編集] バグ
本作にはバグがいくつか残されている。意図したものもあるかもしれないが、有名なものを下に挙げる。
- サブパイロットの精神スキルエースが保存されない。
- ソフトリセットをしても消えないが、電源を切ると消えてしまう。
- 尚、精神スキルエースは精神コマンドを50回使用することで習得できるが、サブパイロットは電源を切らない限りソフトリセットをして別のデータをロードしても、精神コマンド使用回数がそのまま継続される。
- 他の作品と違い、サイズが小さい方が与えるダメージが大きくなる。
- 第38話前後で幾つかのシナリオをスキップして先に進んでしまうことがある。
- 捕獲したガザC
- インターミッションのユニット能力の項で表示されるユニット一覧では、変形などによって複数の形態を持つユニットは全ての形態が表示されるが、捕獲機体の中で唯一複数の形態を持つガザCは一つの形態しか表示されない。
- 仲間になったバーニィとクリスを隣接させると「説得」コマンドが出る。
- 実行すると二回行動出来る。後のゲーム進行には特に影響は無い。
- 変形して複数の形態を持つユニットは、補給を行っても別の形態での武器の弾数が回復していない。
- 成長タイプが格闘・技量タイプと攻略本に記されているパイロットは、実際は標準タイプになっている。
- スーパー系女主人公、士郎、アランの3名が該当する。標準タイプとは雑魚敵の成長タイプで、全能力の成長率が小さい。
- ニュータイプ・強化人間レベルが上がっても、ファンネルの射程が延びない。
- オージェを捕獲しても、運用も強化パーツにすることも出来ない。
- オージェが捕獲出来ることをスタッフが忘れていたと思われる。
- ブラックウイングHの装備強化パーツがブラックウイングのものではなくダンクーガのものになっている。
- 本作からダンクーガとブラックウイングが合体してファイナルダンクーガになる。ダンクーガの装備強化パーツはファイナルダンクーガと同じものになるが、誤ってブラックウイングHまで同じ物にしてしまったと思われる。
- HP・ENを上昇させる強化パーツを、ブラックウイングには装備させてファイナルダンクーガには装備させない。こうすると、ブラックウイングHに変形すると最大HP・ENが減るのに現在HP・ENがそのままなので、パーセンテージで見ると上昇することになる。この状態でダンクーガと合体するとファイナルダンクーガのHP・ENが回復することになる。これを繰り返すと、現在値が最大値を大きく上回る。
- バクリュウオーのバクリュウカノンの弾数がおかしい。
- 次のシナリオに進んだり、ソフトリセットをしてロードしなおしても、弾数が回復することなくそのまま引き継がれ、電源を切ると-1になる。ただし、ゴッドライジンオーではなくバクリュウドラゴンとして単体で出撃する場合はこのバグは起きない。このことから、ゴッドライジンオーから分離して更に変形しないと使えない武器であることが原因だと思われる。
- 援護防御したユニットがBODY以外の部位が破壊されている場合、撃墜されることがある。
- 前述の通りBODY以外の部位を破壊すると最大30%増しのダメージを与えることが出来るが、この増加分のダメージが判定に用いられていないことが原因と思われる。
- 援護防御された場合でも、最初に攻撃目標に選んだ敵ユニットにダメージを与えた場合と同等の経験値を得ることが出来る。同様に、援護防御した敵ユニットを撃墜した場合でも最初に攻撃目標に選んだ敵ユニットと同等の経験値と資金、そして強化パーツとスキルパーツが手に入る。
- 援護防御がキャンセルされ場合、必ずBODYに対して攻撃が行われる。
- 戦闘データウィンドウで援護防御が入ると表示されても、クリティカルや信頼度補正によって被ダメージが大きくなり援護防御するユニットが撃墜されてしまう場合は援護防御がキャンセルされ、最初に攻撃目標に選んだ敵ユニットに攻撃が行われるが、この際に部位攻撃制限があり、通常ではBODYを攻撃出来ない場合でもBODYに対して攻撃が行われる。
[編集] スーパーロボット大戦XO
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | Xbox 360 |
発売元 | バンプレスト |
人数 | 1人 |
メディア | DVD-ROM |
発売日 | 2006年11月30日 |
価格 | 7,320円(税込) |
対象年齢 | 全年齢 |
『スーパーロボット大戦XO』(すーぱーろぼっとたいせんえっくすおー)は、2006年11月30日にXbox 360専用ソフトとして発売された、『GC』をベースとした移植+α作品。グラフィックの修正、パイロットのカットインの追加、シナリオ・マップの修正、ユニットの追加などが行われている他、Xbox Liveを利用した通信対戦『スーパーロボット対戦』も可能となった。
基本システムはそのままにパラメータの見直し、バグ修正など『GC』での問題点が改善された。そして戦闘デモはモーションやカメラアングル演出などが『GC』から大幅に刷新され、ほぼ新規といって良いほどクオリティが向上している。
[編集] 『GC』からの主な変更点
[編集] ビジュアル面
- 破壊された部位に故障したようなエフェクト(放電、黒煙)が追加。
- 合体系ユニットに3Dによる合体デモが追加。
[編集] システム面
- 『第3次α』『J』『MXポータブル』にあったBGMの個別選択を採用。
- 出撃数可能機体数が20機以上に増加。
- 主人公機以外のユニットの換装が無くなった。
- 合体攻撃が大幅に追加された。
- 敵ユニットが頻繁に精神コマンド(主に信頼)を使用するようになった。
[編集] シナリオ面
- 女主人公の名前が男主人公と同じ「赤月秋水」から「赤月光珠」に変更された(読みは同じ、OGシリーズ参戦の際に矛盾を無くす為と考える事も出来る)。
- 主人公機の後継機乗り換えシナリオが完全新規の物に。新キャラとして主人公の同級生が登場。
- 「C.U.B.Eエンジン」が「X.E.N.O.Nエンジン」に名称変更された。
- 戦闘前・戦闘後の台詞イベント増加。
[編集] ユニット面
- リアル系主人公機に換装パーツが追加。
- GC版で登場しなかった機体が大量追加。
- プルツーが仲間になった際、キュベレイMk-IIに加えクイン・マンサを持ってくる(それに伴いプルツーの説得方法が若干変化)。
- 隠し機体だったフルアーマーガンダムがG-3ガンダムの追加装甲に変更。
- GC版の隠し機体の1つ『からくり武者・雷神王』が入手不可能になった。
- アラウンザーの武器の装備箇所が全てBODYに変更されたため部位破壊でMAP兵器を封じる事が出来なくなった。
- ダンクーガに登場したムゲ小型空戦メカの名称がドル・ファーに変更。
[編集] スーパーロボット対戦モード
[編集] 外部リンク
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